歴史能力検定 効果的な学習法

今年もあと3か月を切りました。となるとそろそろ歴史能力検定の時期になります。しかし、今回僕は諸事情により今年度の受験はできません。来年また受験しようと思っています。
そこで、今回は去年受けてみて感じたこと、どのように学習したらいいかの話を行いたいと思います。今年受験される方の参考にできれば、と思っています。
無料公開です。よろしくお願いいたします。

歴史能力検定の基本的な学習法

昨年の記事で僕なりの歴史能力検定の学習法を提示していましたが、あまり大きく変わったことはしていませんでした。自身の仕事もあった関係で十分な学習時間は確保できていなかったと思います。

https://note.com/kouki_yoshino/n/nfa20675e2893

そんな中でも僕が取り組んだことは、自身のオリジナルテキストを用いて歴史の関係を押さえたことです。それを歴史能力検定の過去問やセンター試験形式の問題を用いて学習しました。あとは正誤問題の正答率を上げるためにセンター試験などを用いて正誤問題を解いていたことくらいです。

2級まではそのような学習を行えば合格圏に到達するのは難しくはないと思います(一問一答型の記述問題はあるが、大丈夫だと思います)。1級だと論述問題(80字)があるため、私立問題の過去問や論述問題集を用いるのがいいと思います。

昨年会場でやってた人は

昨年会場で見た限りでいうと、「詳説日本史B」(山川出版社)を見て確認していた人が多かったです。確かに以前までは過去問は山川出版社が出していたこともあり、そちらで学習されていた方が多かったです。
しかし、僕なりの私見でいうなら、試験会場に「詳説日本史B」を持っていく必要はありません。むしろ、自分が使っているサブノート(まとめノート)の方が効果があると思いました。それと一問一答集や正誤用の一問一答集を使う方が効率がいいと思いました。
ただし、この手法は2級まではこれでいいと思います。しかし、1級になると論述問題がでて、この配点が8点あります。それを考えるなら、論述ノートとサブノートの照合を行う方がいいと思っています。この方法はあくまでも自分のやり方ですので、皆さまがよいやり方がある場合はそのやり方を実践してみてください。
僕も来年に受験を予定しているので、対策をするなら、「記述式レベル別問題集2」(東進ブックス)などの記述式問題集を取り組むといいでしょう。
あとは私大の過去問を解くのがいいでしょう。論述なら早慶・国公立二次、法政などの問題を解くのがいいです。

この考えは

この考えは、共通テストにも通じるところがあります。正誤問題は時期ズレ判定、内容の相違、語句と内容の関連性、資料読解、史料判別、年号並び替えなど出題形式が様々あります(年号整序問題については改めて記事にしようと思います)。問題の作られ方や対策法を知っておかないと高得点は望めません。しかし、合格点(6割)を取るだけならそこまで難しくないと思います。僕は8割以上、ひいては満点を取れるように尽力しています。

ちなみに、前回の歴史能力検定の結果は88/100でした。2問ほどわからなかった問題はありましたが、それでも正誤の正しいやり方を行えば何とか正解に結び付いたものもありました。というわけで、基本的な問題を過去問などを通じて行うのがいいでしょう。
今、日本史で正誤問題の正答率が上がらない人は、僕の過去記事を一読してください。まずは正誤問題の解き方のルールをしっかりと理解して下さい。それに加えて日本史の知識と合わせて覚えてください。

皆様のサポート、よろしくお願いいたします。サポートいただいたものは一般社団法人CAMELの活動費として活用させていただきます。