現実の自分がダサいと絶望している人へ。

「そういう小さな絶望の積み重ねが
人を大人にするのです」
これは呪術廻戦のななみんのセリフなんですけど、激しく同意します。

絶望ってどういう事でしょう。
インターネットには「希望や期待がまったく失われること、望みがなくなること、望みを捨ててあきらめることを意味します。」と書かれていました。

自分なりにこれを噛み砕くと、「自分の理想の姿を希求するが、他人から見られている自分との差は程遠く、それを実感させられる度に感じる感情」だと捉えています。

人は誰しも「皆からこう思われたい」という理想の自分があります。しかし、これは本人の頭の中にしかおらず、現実の自分とは乖離しています。
つまり、現実の自分は思ったよりカッコ悪くて、矛盾にあふれていて、自己中心的です。

恋人や友人と関わっていると、「現実の自分ってダサい」って思う瞬間が多々あるんです。
僕は毎回これに絶望します。
ああ、こんなにダメなんだと。

例えば、この前しゅんとの約束に遅刻してしまいました。
そしたら「24歳にもなって時間守れないのキツいて」と言われました。
その時はイラッとしたのですが、正に正論です。

皆から憧れられる大人な24歳という理想像と「時間を守れないダメ人間」という現実には大きな乖離がありました。

その度に強いストレスを伴う絶望を感じます。
そのストレスは「怒り」や「イライラ」として表出します。「悲しさ」の時もあります。
でも、根本は理想の自分とは違うことへの絶望です。

人はこれを繰り返しながら修正してミスって、また修正してミスってをした結果大人になるのだと思います。
涙の数だけ強くなれて、絶望の数だけおとなになれます。

キルケゴールの代表作に『死に至る病』という本があります。これは「絶望」についての本なんですが、そこでは感性的な生き方から倫理的な生き方にシフトしなさいと書かれています。

キルケゴールの言う倫理的な生き方とは自責思考の生き方で、自分に関わる全責任を引き受けて、意識的な決断によって世界と関わっている自分のあらゆる可能性の中から自分が正しいと思う自分を選択することです。
つまり、すべて自分の責任という考え方でるため、自分を変えることで世界を変えられます。

他人の意見に素直に耳を傾けて、それを自責思考で自分事として捉えて修正していく。
その作業こそが「大人の階段を上る」ということなんではないでしょうか??
僕はいつ大人になれますか?
30歳までには大人になりたいで

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