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平成初期生まれのビデオ(VHS)やちょっとLD、そしてビデオ屋のノスタルジー

以前5つ程下の方(96年生まれ)が、ビデオというメディアを余り良く知らないという事を言っており、たまたまだったのかもしれませんが、90年代前半生まれの自分の年代位がギリギリビデオ(あるいはLD)というメディアに親しんだ最後の層なのかなと考えてしまいました。ドキュメンタリー「VHSテープを巻き戻せ!」を少し前に観た事もあり、ちょっとビデオとの触れ合いについて振り返ってみようと思います。

記憶を辿ると、幼稚園の頃からアニメ等を観る為にビデオデッキにビデオを入れ、時に観終わったら巻き戻しをする作業をしていた気がします。その巻き戻し中の音が、ビデオデッキによって色々違ってましたよね?また、観たい番組を録画する事もしていましたし、横の部分に下手くそな字で「コナン」「どらえもん」「せかいまるみえ」なんて書く事も。幼稚園の時は将来何になりたい?と聞かれ思い付きで「ビデオ屋さん」なんて答えた記憶も有ります。

ビデオそのものだけでなく、レンタルビデオ屋にもノスタルジーは存在します。幼稚園から小学生の時は、確か作品のカバーのみの空のビデオケースに付いているカードみたいなものをレジまで持って行き、店員の人が奥から作品のビデオテープを持ってくるタイプや、ケースから一部ビデオの上が出ている特殊なビデオケース(3枚目の写真参照)からビデオテープを取り出してレジに持っていくタイプのレンタルビデオ屋に親と一緒に頻繁に通っていました。

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後者のタイプのお店(ビデオ1ですが)はツタヤには無いおそらく廃盤のヤマイナーな作品が沢山置かれており、それらは適度に日焼けしたパッケージのものが多く、なんとなくその雰囲気から「何十年もレンタルされてないんじゃないか感」が漂っていたのをよく覚えています。

洋画の場合、DVDのようにディスク1枚で色々言語を変更出来ないので「字幕スーパー」「日本語吹き替え」版がメジャーな作品の場合用意されていて、結構場所取ってた事も思い出しました。

ビデオが沢山置いてあった時代のツタヤも、今となっては懐かしいかもしれません。前述のお店とは違い、ケースにちゃんとビデオが入っており、それをレジに持っていく感じでしたよね。そしてレンタルされた作品はケースの下の方に「レンタル中(~曜日)」という表示が輪ゴムで付けられて(そして曜日ごとにその色が違う)。

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また、ツタヤと他のお店でも共通していたのがレンタルした際の袋でしょうか。ツタヤは今でこそ縦長で取っ手のついた紙袋タイプですけど、昔は横長の青い袋。あの袋をまた見てみたいという密かな願望が有るんです。

LDは家には置いてありませんでしたが、学校近くの図書館の視聴覚コーナーには色々置いてあった記憶が。途中でディスクをひっくり返すのが面倒だな~と思いつつも、図書館で使用した回数はビデオよりもちょっとだけ多かったかもしれませんね。

DVDどころか配信が普及している現在、もはやこれらのエピソードは大昔の出来事かもしれません。しかし、触れる回数こそ減りましたが、配信もDVD化もされてない作品は数多く存在し、それらを観る為にビデオは未だに使用するメディアでもあります。サイズが大きい分目立ちますし、未だにビデオが一部置いてある渋谷ツタヤだとDVDよりもつい手に取ってみたくなる衝動に駆られます。

もはや絶滅危惧種かもしれませんが、共感出来る方いらっしゃいましたら是非お友達になって下さい(笑)。


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