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美しい髪ってどんなものだったかな。

美しい髪ってどんなものか、そう言われるとなかなか思い浮かびません。

硬めで寝癖がつきやすい自分の髪はまずそのキーワードとは結びつかず、
ただ何となく想像したのは、CMで流れてそうな
銀座とか表参道を歩く女性の髪(この時スローモーションで長い髪が優雅に、リズミカルに揺れ動く)。
あるいは寝転がり床に髪が一面に広がっている姿で映える髪(床は大理石とか)。

でも、ちょっと限界を感じたので行きつけの理容室の方に
ズバリ「美しい髪ってどんなものですか?」と聞いてみました。
そこで出た答えは「素髪(すがみ)」、「長くて艶のある髪」。
プロならではの具体的で、細かい答えを想像したのですが、答えは
意外性を感じる程にシンプルなものでした。

素髪というのはいまいち聞き慣れない言葉でしたが、
一人一人が持っている、ナチュラルな、すっぴんの髪の事だそうです。
長くて艶のある髪と掛け合わせると、本当に余計な装飾のない髪が頭に思い浮かびました。

となると、美しい髪は意外とありふれているものなのかもしれません。
ありふれているからこそ、気付いてなかったのかもしれない。
今度人と逢う時は、それをさり気無く意識して場合によっては褒めてみよう、
そんな気分が心に息づいた今日この頃でした。

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