大谷図書館

行ってきましたよ、映画の台本が読める松竹大谷図書館に

東銀座にある松竹大谷図書館。ここは日本の映画や演劇の台本が保存されている場所なんです。以前から気になっていたのですがやっと先日行く機会に恵まれました。

多くの図書館は自分で本を直接棚から手に取って読める所謂開架式ですが、ここは読みたい本を調べて紙に書き、係の人に紙を渡すことで読める所謂閉架式なのが特徴。元々好きで気になっていた映画の台本を何冊か読みました。

映画の台本を読んだことはちょっとだけ有ったのですが、映画本編の色々なシーンを思い出しながら読むと想像以上に楽しく、シーンの順番、演出、登場人物が微妙に違っていたり、台詞に関しては台本には書かれていても本編では(確か)それが言われてなかったり、逆に台本には書かれていなかった台詞が映画では言われていたりと、「微妙に変わっていたり、追加された台詞は監督が撮影時にアイデアを出したのかな」なんて想像も出来るのが楽しい。また、途中途中本編には無かったシーンも描かれており、その中にはこれを映像で観たかったな~なんて感じるものも。所々の台詞やト書きが〇で囲んであったり、誤字を鉛筆で修正した跡が残っているのを見つけるのも台本を読む楽しみの一つでしょうか。

台本を読む事は映画の原作小説を読む事と同じように、本編で描かれてなかった・描ききれなかった部分も含まれている為、作品に対する理解がより深まる気がします。松竹大谷図書館は平日しか開館していないのですが、映画等に興味が有る方なら行って損はしないはずです。


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