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俳優が演じたい役を演じ、1シーンを映像化、反応次第で1つの映画として作品化する企画「1シーンチャレンジ」シーズン3 Cチーム編まとめ

僕がお世話になっている映像作家・脚本家の畠山隼一さんによるユニークな企画、「1シーンチャレンジ」の詳細と、顔合わせ・リハーサル・完成した短編等をチーム別にまとめて紹介していきます。

1.企画と流れについて

「1 Scene Challenge」(ワンシーンチャレンジ)
この企画は以下のようなステップで展開します。

1、出演者が今どんな役を演じたいか、細かくヒアリング。

2、ヒアリングした結果をもとに、オリジナル脚本を書き下ろし。
(主に芝居所の多いワンシーン、あるいはそれ付随して数シーン)

3、脚本をもとに本読み、リハーサル、撮影準備

4、準備をもとに撮影、そして編集へ

5、完成した作品をYouTubeにアップ

その過程をYouTubeで発信、更に完成した作品が高評価をいただいた場合、一本の映画としてお話の全ての制作を目指して行きます!

2.出演者


今回のシーズン3・Cチームの出演者はこのお二人です!


3.顔合わせ・本読み・リハーサル

最初の本読みながら自然と顔を見合わせたり動きが入ったりと、良い感じです。

今回畠山さんが用意したシナリオはこちら↓                                                     「幸せのセンパイ」                                                                                           [登場人物]                                                                                                          三島香奈子(35) 外資系化粧品会社に勤務・・・藤田シイノ さん
柴田多津子(64) 香奈子の部屋にいる幽霊・・・木許昌子 さん

[背景ストーリー]
●三島香奈子…裕福でキャリア志向の両親の元で順調に育った香奈子は、大学を出て有名企業に就職。優秀な仕事ぶりでキャリアを積んだ後、外資系化粧品会社にヘッドハンティングされ、今は広報部で主任として忙しい毎日を送る。香奈子は友人の紹介で付き合うことになった大学病院で医師として働く彼氏と結婚直前まで進み、二人が住む新居も契約していたが、式の直前になって結婚式のことで揉めていた彼の母親と大ゲンカしてしまい、その際全く味方になってくれなかった彼氏に絶望し、そのまま別れることに。しかし、香奈子が住んでいたマンションは解約済みで新しい入居者も決まっていたので、急遽入居できるマンションに、不動産屋に勧められるままに入居する。そこは立地や間取りの割に家賃が割安で、香奈子は気に入って住み始める。もともと私生活はガサツな方で、部屋も汚くなりがちだったが、その部屋に住み始めるとなぜか汚くならず、不思議に思いつつも仕事が忙しく、また夜は結婚が破談になったショックを酒で紛らわそうと飲み歩いていたため、あまり深く考えていなかった。そんなある日の夜、酔っ払って家に帰ってくると、すぐさまベッドに倒れこんだ。深夜ふと目が覚めると、枕元に柴田多津子が立っていた。
●柴田多津子…10代の頃に戦争を経験し、東京大空襲を生き延びながら、様々な仕事を経験しながら、ある時に独学で学んだ英語を使って、貿易会社で翻訳の仕事を始める。その後結婚し、2人の子供が誕生。しかし多津子は子供ができた後も働き続け、当時には珍しい、子育てをしながら働く元祖キャリアウーマンとなった。子供を育て上げ、定年まで仕事を続ける。夫とは死別するが、海外の様々なところへ一人旅行に出かけたり、好奇心旺盛な多津子はその後もボランティアで通訳の仕事をしたり、ラブホテルの清掃など様々な仕事をしながら、一人で暮らす。その後、64歳で一人住むマンションで孤独死をする。しかし、死後もそのマンションに居ついてしまい、好奇心と世話好きの性格ゆえ、ついつい住居人の生活に干渉してしまい、驚いた住居人はすぐにその部屋を去ってしまう。やがて霊現象がよく起こる部屋としてあまり借り手がいない時期を経て、何も知らない香奈子が入居してくる。暇を持て余していた多津子はガサツな彼女の生活をせっせとフォローしてしまう。しかし、段々イライラが募り、ある夜、ついに香奈子に声をかけてしまう。

※台本はYoutubeサイト内のこれら動画の概要欄(「もっと見る」)に掲載されています

本格的な動作を入れてのリハーサル。あるシチュエーションにおける、それぞれのキャラの心情、それに伴う動きや表情等を指導を交えてより把握していきます。

4.完成した本編 

完成した本編がこちら。三島が深夜目が覚めると、枕元に謎の女・柴田が立っている。話していくうちに、彼女の正体が明らかに・・という流れを7分程度の1シーンに描写。ホラー風な雰囲気からコミカル要素の有る人間ドラマに変化していく展開が新鮮で、メリハリの効いた二人の演技に注目です。

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