部屋に飾った小学校教諭免許状

部屋に入るといつも「小学校教員資格認定試験」で8年かけてようやく取った小学校教諭二種免許状が額縁に飾ってあります。
それを見ると、「あぁ、このままお飾りの賞状のままでいいのかな」と時々思います。8年かけてやっと取れた免許状なのに、生涯使わないのはもったいないと思う一方、2ヶ月の間だけでも『教師』でいられたあの時間がいちばん充実していたし、もう一度できるならこの免許状で講師でも何でもいいから『教師』になれたらとも思います。
3学期もお願いしたいと言われていたにもかかわらず、前の会社(現在勤めている会社)から懇願されて3学期も継続というのを固持し戻って、何が得られた、得られるのだろうと時々考えます。
自分は会社員として29年、30年近く勤めてきたけれど、結局得たものはスキル(経理・総務)くらいだった。満足だったかと訊かれると素直に「満足」とは言えない。もうすぐ50歳になる今、新しい人生を切り拓く時期が来ているのではないかと思うのです。
その証拠に、最近亡くなった母の夢を見ます。夢占いで調べたら(良いことも悪いことも、実際に調べてみると思い当たることがけっこうある)運命の転換期にさしかかっていて、身辺の変化や運気の変わり目に現れることが多いと言います。また警告的な意味として、何か本来の仕事を怠っていることや何か大切なことを忘れているというニュアンスもあるそうです。
本来の仕事、・・・今私に求められている仕事って一体何なんだろうと思う時があります。今の仕事はそつなくこなしているし、ミスも少ない。大切なことを忘れている・・・これもあまり思い当たらない。でも、ひょっとしたら本来の仕事も、大切なことも、今の仕事のことではないような気がします。教育に関すること、自分が本来目指すはずのモノの中にそれはあるのかもしれません。

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