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せどりは仕入れも大事だが、販売はもっと大事!出口戦略をしっかり考えよう。

どうもです、ちゃんやまです。

店舗せどりにしろ、電脳せどりにしろ、せっかく利益商品を仕入れても、納品したとたんに多数のセラーが突然群がってきて、気が付けば赤字に転落していたなんてことはよく聞く話だし、経験したことのある人もきっと多いかと思います。

僕自身も、そういった経験は過去から、現在にいたるまで沢山してきて、正直どうにかなる問題ではないなと感じるところはあります。

仕入れても、仕入れてもこんな状況ばかり続くと、正直せどりって稼げる?って疑問すら浮かんできそうだし、ウンザリしてしまう人もいるかもしれませんね。

しかしそれはあくまで単純せどり物販での話。

後で解説しますが、普通にやっていたんでは、せどり人口が増加している近年では当然そうなってしまいます。

なぜなら、それだけライバルが多いってことなので、同じことやってたらそりゃそうなるよねってことです。

では、そういった事態を避けて、しっかり利益を出すにはどうしたらよいのか。

本記事では、ライバルの多いせどり物販において、しっかりと利益を出すための方法を解説します。

本記事においては、店舗せどりにおける「癒着」系の仕入れであったり、専業の人のようにボリュームでディスカウントするようなパワー系の手法は、副業の人にはまったくもって意味のないことですので、語ることはありません。

あくまで、副業でせどりに取り組んでいる方に向けて解説していますので、上記のような情報を求めている方はここでページを閉じてください。

また、僕自身は電脳の新品せどりが得意なため、どちらかというと電脳寄りの情報になることをあらかじめご了承ください。


同時多発問題

出口戦略を解説する前に、知っておいてほしいことがいくつかありますので、まずはそのことについて解説したいと思います。

ひとつめは、いわゆる「同時多発」問題についてです。

これは僕が勝手に名付けているものですが、多くのせどらー、特に初心者~が陥りやすいことになりますので、よく理解してほしいことのひとつでもあります。

同時多発とは、具体的に以下のような状況を指します。

店舗でも電脳でも、誰もが目につくような利益商品を、

  • 同時多発的にリサーチし

  • 同時多発的に仕入れ

  • 同時多発的に納品し

  • 同時多発的に販売が始まり

  • 同時多発的に価格競争が始まる

状況がいわゆる「同時多発問題」になります。

具体的にどういうことかというと、例えば店舗せどりで言うと、イオンやカルディのような全国展開しているようなお店で販売している商品が、Amazon販売でけっこうな利益が取れたとします。

あなたがその商品を手に取って、リサーチした段階では、まだ誰もAmazonFBAに納品していない状況だったりライバルが少ない状況なので、当然けっこうな利益に喜び、目の前にある分カゴに入れてレジに持っていきますよね。

そしてなるべく早く納品しようと作業をし、例えば翌日AmazonFBA倉庫に発送したとしましょう。

すると1~3日後くらいには反映されると思いますが、その瞬間、あなた以外にも多数のセラーが群がってる状況がそこには待ち受けているといことです。

分かりますでしょうか。

イオンやカルディのような全国展開しているような店舗で販売されてる利益商品だったりセール品は、あなた同様に手に取ってリサーチしているせどらーが全国にもいるということです。

そして、あなた含めた全国のせどらがーリサーチしているその瞬間だけは、Amazonのカタログ上にライバルはいない状況になってるはずですよね。

なので安心して商品を仕入れて納品するという行動を、日本全国のせどらーが、あなた同様に行っているだろうということです。

そりゃ気が付けば大勢のセラーが群がって、価格競争が勃発し、大赤字に転落しますよねって話です。

ここで想像してほしいのは、あなたが簡単に見つけることができた利益商品は、他のせどらーも簡単に見つけてるであろうということと、それが全国展開しているような店舗であればなおさらだということです。

それは電脳せどりでも同じことです。

楽天お買い物マラソンで、お得にポイントがつくイベントで、誰もが目にするような商品を仕入れたら、当然同じ結果になります。

こういうことだけを続けている以上、せどりで利益を出すことは難しいと言わざるをえません。


同時多発問題の解決法

余談になりますが、同時多発問題の解決法は無くはないです。

それは、FBAで販売するのではなく、自己発送で販売することです。

そうすれば、ライバルがせこせこと納品作業している間に、あなたは自己発送で売り抜くことができるでしょう。

あるいは、該当商品の販売サイクルを知ることも重要です。

例えば店頭に並び始める時期を知って、誰よりも早く仕入れて、誰よりも早く納品すれば、その数日の差であなただけが売り抜くこともできる可能性はあります。

また、その商品が問屋などで仕入れ可能であれば、店頭よりも早く入手することができますので、ライバルよりも高値で売ることもできます。

ですが、上記で挙げた方法も、実は徐々に知られつつあって、どれだけ早く仕入れたとしてもそれなりにライバルが出現するようになりました。

ようするに、単純転売みたいなかたちだけでは、利益をしっかり上げるのは難しくなってきているとも言えそうです。


せどりも上流仕入れも群がれば同じ結果になる

結論から言ってしまうと、上流と繋がったから勝てる世界では決してありません

なぜなら、上流仕入れもせどりと同様に、ライバルが多数いて、価格競争が頻繁に起こる世界だからです。

せどりの世界なら、せどらー同士が足を引っ張り合い、上流の世界なら業者同士が足を引っ張り合っています。

なので、メーカーと繋がったから、卸問屋と繋がったから即ハッピーロードを歩けるということではありません。

また、上流の世界では、現金取引が主となりますので、大金を持った業者と札束の殴り合いになったときに、言葉は悪いですが、普通のせどり上がりの人が勝てる要素は殆ど無い世界でもあります。

タイトル通り「せどりも上流仕入れも群がれば同じ結果」ということですね。

せどりの仕入れ先は小売店で、上流の仕入れ先はメーカーや卸問屋という違いがあるだけで、人の本質はさほど変わりませんし、むしろ上流の方が酷いときもあります。

ですので、ここでも大切になってくるのがやはり出口戦略、つまり「売り方」ということになります。

ここを理解できなければ、せどりだろうと上流だろうと、なにをしようと同じ結果しか待ち受けていないということだろうと思います。


出口戦略を考えよう

「出口戦略」なんて難しい言葉を使っていますが、ようするに「売り方」を考えようということです。

ここからは、僕が知りうる限りの「売り方」について解説していきますが、中には無料では伝えられないノウハウもありますので、その点はご了承ください。


複数の販路を持つ

「複数の販路を持つ」というと、ヤフショや楽天のアカウントを作るって発想になると思いますが、本記事で紹介したいのはそんな小難しい話ではありません。

もちろん、それができる人は積極的にやっても構わないですが、副業の人がもっと手軽にやるのであれば、新規でヤフショや楽天のアカウントを作って販売をするというのは答えではありません。

副業の人がもっと手軽に複数の販路を持つには、複数の販路で代わりに販売してくれるサービスを使うのが最も賢い選択肢のひとつだと考えます。

しかもそのサービスは無料で使うことができて、商品が売れたときだけ利益が発生します(一定数の売上がないと振り込まれない)。

僕の知りうる限り、そういったサービスは2つ存在します。

ひとつはセールモンスターというサービスで、もうひとつはhanro+(ハンロプラス)というサービスです。

いずれも複数の販路で代わりに販売してくれるサービスで無料で利用できますが、それぞれ特徴があります。

  • セールモンスター:オリジナル商品(自社ブランド、OEM品など)の販売のみで、要期限管理商品は不可

  • hanro+:基本的にどんな商品でも登録可(登録不可商品は詳細を確認)

いずれのサービスも、AmazonのFBA倉庫に納品している商品をマルチチャネルサービスを利用して発送する仕組みですが、hanro+が基本的にどんな商品でも登録可能なのに対して、セールモンスターはオリジナル商品のみの取扱いになります。

無料登録するだけで、とくに何かする必要もありませんので、利用して損することはまずないサービスと言えます。

詳しくは以下の記事をご参考ください。


圧倒的にリサーチをする

これはまさに、ちゃんやまが昔から続けているスタイルになりますが、ライバルよりも圧倒的にリサーチをするという方法です。

方法というか、実践そのものではありますが、実際に僕がリサーチをしていて「あ、みんな全然やってないな」と感じることがよくありました。

また、出口戦略と言ってるのになんでリサーチなんだよ!というお叱りの声も聞こえてきそうなので、ちょっとこじつけになるかもしれませんが、解説します。

圧倒的にリサーチをするということは、それだけ販売点数が増えるということになりますので、ライバルセラーよりも多くの有利な商品を扱えるという点がひとつ言えるかなと僕自身は考えています。

沢山リサーチしていると分かるのですが、まだまだライバルが少ない、いない商品というのはあったりするんですね。

ただ、周りがリサーチ不足なので見つかっていないだけだったり、新商品であったり、価格競争に陥って復活したが誰も戻ってこない商品だったり。

そういった商品を、誰よりも沢山リサーチして沢山見つけることで、出口としての販売点数を沢山増やすというのがこちらの方法です。

ただし、デメリットとしては、それなりに時間を使うという点が挙げられます。

例えばセラーリサーチを1日3セラーやったとしても、それなりに時間がかかりますので、正直人よりも多少の苦労は必要だったりします。

ですが、慣れてくれば1日2~3セラーくらいのセラーリサーチや派生リサーチはできるようになるかと思いますし、それだけやってる人自体正直少ないので、それだけ差をつけることができます。

また、リサーチツールを使うことでそのスピードを更に上げることも可能です。

僕自身は「雷神」というリサーチツールを使って、予約解析というかたちで1日に1万件以上のASINやJANをリサーチしています。

リサーチ対象はAmazonのセラーもそうですが、Yahoo!ショッピングのストアの全頭だったり、スーパーデリバリーやNETSEAといったBtoBサイトの全頭だったり多岐に渡ります。

そういった圧倒的量のリサーチをこなすことで、利益商品を効率よく拾ってくるのも一つのやり方だと思いますし、特に使える時間が限られている副業の方にも向いてる方法なのではないかと思います。

僕が使っているツール「雷神」については以下の記事を参照ください。


自己発送も視野に入れる

電脳せどりというと、殆どの人がFBA納品を視野に入れて活動していると思いますが、実は2023年に入ってから僕自身、自己発送にも力を入れています。

理由は単純で、FBAほどライバルがいないから(ゼロではありませんが)。

自己発送というと「発送が面倒臭い」という人も多いと思いますが、それは僕も同じで、その解決策としてクリックポストで送れるサイズに限定しています。

郵便ポストがすぐ近くにあるという利点もありますが、ポスト投函なら誰でも手軽にできるのではないかと思っています。

商品リサーチも実は簡単で、自己発送で売れる商品を探すというよりも、FBAで販売する商品をリサーチするついでに「この商品はFBAだと微妙だけど、自己発送なら利益取れそうだな。」とか、「この商品はFBAが多いけど、自己発送にして安くした方が安定的に売れそうだな。」とか視野をちょっと広げるだけです。

そうやって月に1つでも2つでも自己発送で売れる商品が見つかっていけば、年間でそこそこの数になりますので、それなりに月商の下支えになってくれるはずです。

メルカリやヤフショで自己発送という選択肢もありますが、写真撮影だったり画像準備の手間を考えると、既にカタログのあるAmazonでの販売が楽かなと思います。

もちろん、メルカリやヤフショでの販売が苦ではない人は、そちらに販路を広げることで差別化も図れますので、やってみてください。


売り方を考える

先ほど、自己発送やメルカリやヤフショという販路について書きましたが、売り方を考えるということは今後のAmazon販売においては、とても重要なことだと考えています。

なぜなら、単体商品の単純販売はほぼほぼ飽和していると言っていいからです。

もちろん、単体で勝負できる商品も沢山あるとは思いますが、それだけでは、とくにせどりレベルになるときつくなってくるのかなと、現状を見て思うところです。

正直、セラーリサーチの影響も大きいと思いますが、どんなにいい利益商品を見つけても、すぐに相乗りされてしまって、その結果価格競争に発展し赤字転落みたいなことが多過ぎて、辟易としてしまってる人はとても多いのではないかなと思います。

では、どうすべきなのか。

それは、仕入れ方ではなく、売り方を考えるべきというのが僕の答えです。

売り方というのは、セット販売やアソート販売などもそうですが、自分でカタログを作って販売するなど工夫をするということです。

世の中には、ネットやスーパーでは人気があるのに、Amazonにはカタログが無い商品が沢山ありますし、セットにするなら更に多くの商品がまだまだ存在します。

そういう意味では、Amazonにはまだまだ可能性が秘められていると思っていますので、ぜひ新規カタログ作成にチャレンジしてほしいなと思います。

ちなみに、僕が2023年7月初旬に「ちゃんやま流新カタログ作成術」という、相乗りを限りなく防ぐ、なんならされないカタログ作成をするためのコンテンツをリリースしました。

詳しいことは以下の記事をご覧ください。


損切りをためらうな

これは出口戦略というか、Amazonで商品を販売するときに頭に入れておいてほしいことになります。

商品を仕入れる段階では、当然見込み利益を計算してやるわけですが、いざ納品する段階、あるいは倉庫に受領後に多くのセラーが群がってきて、価格競争に陥り、赤字転落してしまう商品も少なからず扱ってると思います。

そういった商品を、あなたはどうしていますか?

もし、価格が上がるまでホールドしているのなら、今すぐその考えは改めた方がいいです。

もちろん、中には群がっていたセラーが一気にいなくなって、価格が元に戻る商品もありますが、経験上それはごく稀です。

殆どの、価格競争に陥った商品は、ほぼほぼ価格が下落したまま、しばらく戻ってくることはありません。

しかも数ヵ月間、その状態が続くこともよくある話です。

では、そうなってしまった商品をどうすべきかというと、赤字でもいいから売り切ってしまうというのが答えです。

誰もが赤字は好きではありませんが、商品は売れなければ1円も生み出さない「ただの物」です。

恐らく多くのせどらーがクレジットカードを使って仕入れてると思いますが、次の支払いに少しでも現金を回すためには、数ヵ月先まで価格が戻らないような商品を放置しておくよりも、少しでも赤字幅が小さいうちに(出来れば薄利でも出ていればベストですが)、あなた自身も価格競争に乗って、1秒でも早く売り切ってしまった方が、怪我が小さくて済みます。

しかし、そういった赤字商品は、取り扱い商品全体の一部だと思います。

ですので、一部は赤字を出してしまっても、他の商品がしっかり売れていればいいわけで、全体として黒字になっていれば、あなたの商売は失敗とは言えません。

理想的には、商品が10種類あったら、8勝2敗くらいがベストですが、6勝4敗でもトータルで黒字になっていれば、商売としては御の字だと考えるべきだと思います。

全ての商品で黒字化を狙うのではなく、トータルで黒字を狙っていく考え方の方が、精神的にも楽になりますので、ぜひ「損切り」をためらうことなく、とにかく「売る」ことに注力していきましょう。


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