とある9月13日くもり時々雨(母の日記)
9時30分おみやげを◆◆さん(※私の祖母の友達)にあげる
そして午後スーパーで果物を買ってケーキまで
帰ってきて車屋さんの悪口
いったい何?
500万以上の車は買わない?
700万近い車を買って
もののわからない人。
1回言ってた事がちょくちょく変わる
何を言ってるの?
ソラ、そう思うでしょう?
以上がとある9月13日の母が書いた日記の内容だ。
今回は私の名前は一切なかった。ちょっと寂しい。
ほぼすべて母の夫であり、私の父の愚痴をソラに聞かせていた。
私は昔から洋服は大好きだが、車にまったく興味がなく、父が車をコロコロ変えていても値段のところにまったく興味がなかった。
今思うと、自分から家の事もっと関心を持たなければならなかった。母は父の車のことを私ではなく、ソラにまた愚痴を聞いてもらっていたのだ。
そして、ここからは母が亡くなる直前の事になるのだが、母が病室のベッドの上で父の手を握りながら「もう車はやめて」と、泣きながら話した。
そうすると父は泣きながら「わかった。もう売って車やめる」と、泣きながら話していた。
そしてその後、葬儀が終わり落ち着いてから私と姉は父に向って「車どうするの?」と、問いかけた。
それに対して父の返事は
「嘘も方便だっていうだろ」
だった。
私と姉は、驚いて顔を見合わせた。
そして、驚きのあまりに返す言葉が出てこないというか頭が回らなかった。
私は嘘も方便という言葉についてなんとなく意味は理解していたが、今までの人生で使う機会があったことはない。
そのため調べてみた。
「嘘は罪悪ではあるが、よい結果を得る手段として時には必要であるということ。」
彼にとって、よい結果を得る手段として時には必要であることだったということか。
いや、納得することができるわけがない。母の死からよりよい手段を得ることなどできるわけがない。
そして、母を亡くしてから私はある仕事に就いたのだが、朝早く始まり、夜遅く終わる仕事だったため身体的、精神的に疲弊していた。なかなか母の死を忘れられないこともあったが。
遅く帰ると、父はいつも1人で酔っ払っていた。そして、母が嫌々聞かされていた、車の話や人の悪口などを私に「まず聞け」と、延々と話してきていた。
それから私が1番許せなかった出来事が起きる。
いつものように遅く仕事から帰ってきた私に酔っ払った父は、
「母さん、おめーのこと半分好きで半分嫌いって言ってたよな」
と、ニヤニヤしながら言ってきた。
それは、母が闘病中にモルヒネ投与してからの話なのだが、そのときに本当にショックを受けたことを今でも覚えている。
それを私に笑いながら話してきたのだ。
私は怒りに震える。必死に我慢していたのだが精神的におかしくなり過呼吸になった。私は本当に弱い。父に言い返すこともしなかった。
そして、実家を出ることを決意する。
長くなったが、そんな10数年前のことを日記を読みながら思い出した。
私は、確かにしっかりしておらず、母に半分好きで半分嫌いと言われてもおかしくなかった。それは認める。
だが、母は父を大嫌いだった。それを私は父に発言することはない。人の気持ちを考えれば、心に閉まっておく言葉はたくさんあると思う。
父は私に「嫁をもらえ」とも言っていた。自分の面倒をみてほしいと言っていた。
私は結婚できるような身分ではないことは、自分が1番わかっている。
しかし、絶対に家庭を持ちたくない。母は幸せな生活を送っていなかった。私を生んでよかったと、母に思わせることができていないと感じる私は絶対に自分が持つ家庭を幸せにすることなんてできないと感じる。
そして、もし女性と付き合うことができたとしても父に会わせたくない。父と接することができる人は仕事と思いながら接することができる人でないと無理だと思ってしまう。
私は、それから働いても辞める、働いても辞めるを繰り返している。身体がおかしいと感じても、働いても辞めるを繰り返しているため金銭的に余裕があるわけがなく、アパートを借りているだけでやっとだったため、病院にも我慢していた。
自然と友達も0人になっていた。だれかと関係を持つことが怖かった。
仕事も頻繁に辞めるという事実はとても恥ずかしく誰とも接したくなかった。
人の目を気にしてばかりでやはり自分は弱い。
結局、友達0人という事実は父と同じ。
そして、noteをはじめる上でに繋がるのだが、あまりに不調が続くため行った病院で適応障害と診断された。結局、過去からずっと不調なのはそれだった。
そして今このようにnoteを書いている。
あのとき、このとき、ああすれば、こうすれば。
私の状況なんて、私が自分で作り出したもので世の中にはもって辛い思いをしている人ばかりだ。
自分で書いていて、途中から文章で伝えたいことがわからなくなってきて殴り書きをしているようになってしまった。
今日も後悔ばかりだ。
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