レモンのはなし
生産者さんの想いを繋げる ♯02
@おかだ屋さん「レモン」
レモンと聞いて思い出すもの。
東京豪徳寺駅、uneclefさんの昔ながらのレモンの形をしたケーキ。しっかり焼き色があって、コーティングの砂糖がけは酸味がちゃんとあって、しっとり甘い生地。
シチリア島の写真。真っ青な空と海に映えるレモンの木のコントラスト。
フランスで食べた、サクサクのメレンゲがのっているかなり酸っぱい伝統菓子タルトシトロン。
寒い北海道の冬、夜な夜な作ったはちみつホットレモン。熱湯で作るからいつも火傷してた。
仲良くしてくださっている先輩たちと行ったお店で飲んだ、生レモンサワー。楽しい気持ちが美味しさを倍増してくれた。
音楽とかもそうだけれど、食べ物は、誰と、どこで、どんな時に、、そういう状況と一緒に思い出に残って、またふと思い出す気がします。
誰かの、そういうものになって欲しいなと思えるようなレモンケーキが出来ました。
今回使ったのは愛媛県おかだ屋さんの有機レモン。親戚の知り合いだそうで、沢山いただきました。
カタチこそバラバラで色も黒っぽくなっている部分があるけれど、果皮がふわっと厚く、レモンってこんなに酸っぱかった!?と思うくらいに酸味の強いレモン。
ゼスト(皮)と果汁をたっぷり使って、こんがり焼き上げました。
ぱっくり割れたカリカリな表面も、カステラみたいな色も、しっかり出ている角も、全てが愛おしい。
生地もきめ細かくて、しっとりとした優しい甘さ。対照的なレモンの砂糖コーティングがまた美味しくて、止まらなくなる。。パウンドケーキよりも重たくないので食後のおやつでも食べられます。
少しずつ切り分けて食べたいところですが、病みつきになる味なのですぐになくなってしまいそうです(笑)
みなさんもいつか、食べてくださいね。
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