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思わず引き込まれました❗️

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私の好きなクリエイター様の、読んでいて思わず引き込まれた素敵なエッセイ、日記を集めています
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#日記

ゆらゆらしたい。

見慣れたその顔を、私はちゃんと知っているはずだった。 目の前でスマホ画面を見つめるその顔は、何度も話し、何度も一緒に笑ったよく知っている顔だった。 ふいに彼女の顔から力が抜け、感情が動いたのがわかった。 スマホから目をはなし、私に向けられた顔。 知っているはずのその顔を見て私は動揺した。 「この人って、こんな顔してたっけ?」 全体像ではなく、目元だけを見つめすぎたせいかもしれない。 でも、この感覚を一度でも持ってしまうと、相手の顔を以前と同じようにひとつにまとめるこ

難題。

「コケコッコー!!!!」 熟女の顔に飛び散る白い液体。 安心してくだい、唾液ですよ。 私は家族の中でイジられ役だ。 リーダーは夫、手下の長男。 それに加え、わたしの言動を常に監視する恐ろしい監視官、長女。 昨日も、歯を磨いていたら、無防備な私の後方から夫が忍び寄ってきた。 そして耳元で突然「コケコッコー」とバカでかい声で叫んだ。 驚いた私の口からは、歯磨き粉で白く濁った唾液が飛び散った。手を空中でばたつかせ、足踏みをし、襲ってきたコケコッコーの声を振り払おうと必死に踊り

彼の、とても豊かな人生

こんにちは、ぷるるです。 先日うちで、水道修理工のモリさんによる「トークライブ」が開催されました。 場所は我が家の廊下で。参加者は私ひとりです。 もちろん、モリさんとは初対面。 つまり、「水道修理に来たモリさんが、突然始めた自分語り」を聞いたわけですが、意外や意外、なかなか素敵なお話でした。 今週の月曜日、私は専門業者の方に、水回りトラブルの修理をお願いしました。 やってきたのは、推定60才前後の男性スタッフ、モリさん。マスクをしたお顔が「岸田首相」にそっくりな方で

真夜中はヌシの乱。(ヌシnote)

閲覧ありがとうございます。今日は、我が愛猫 ヌシ(仮名)のnoteを書いておこうと思います。 わたしから朝、「スキ」を付けられたことがある、noterさんならば、おわかりでしょうが、付けた時刻、コメントを書いた時刻に、いささか、びっくりされたことと思います。。 朝の4時とか、4時ちょっと過ぎとか、4時半とか、ど早朝が多いです。 (この人、漁師だろうか。)とか、(今から豆腐を仕込むのか)とか、わたしの職業を推理する方もおられたかもしれません。 わたしは、普通の会社員です。