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さすがです❗️

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私の好きなクリエイター様の、この方相当な手練だな、と感心させられる素敵な記事作品を集めています。
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記事一覧

【対話体小説】『見せもんじゃねえんだよ』

《本作には過激な表現が含まれる可能性があります。苦手な方は読まず、そして小さなお子様の手の届かないところに置いておいてください》 「オイ、てめえ! 何見てんだよ! 見せもんじゃねえんだよ!」 「あぁ? 何だ、この野郎! 見せもんじゃねえか!」 「何言ってんだ、てめえは! 見せもんじゃねえって言ってんだろ!」 「だから、見せもんだろっ、て言ってんだろうが!」 「訳分かんねーこと言ってんじゃねえ! 見せもんじゃねえ……ん?……見せもんか? ……オイ、お前、コレ……見せもんなのか

シンガポールの出会い・・・忘れたいのよ、あなたの事を

こんにちは、ぷるるです。 旅って、良いですよね。 訪れた地での出会いや発見は、心に新たな息吹をもたらしてくれます。 けれどもし旅の思い出が、一つの出来事に侵食されたらどうでしょう。 今日は期せずしてそのような体験をした、私の思い出を聞いてください。 10年前の、ちょうど今頃。 私はトランジットにより、シンガポールで半日を過ごす幸運に恵まれた。 シンガポールには興味津々だったが、諸事情により訪れたことがなかったのだ。 世界三大がっかり名所マーライオン、ラッフルズホテル

エコバッグには、むかい鳩〜しあわせ刺しゅう時間12〜

こんにちは、ぷるるです。 初心者がコツコツ刺しゅうに取り組むこのシリーズ。 ここずっと、布製エコバッグに「むかい鳩」の紋様を刺すプロジェクトに取り組んできました。 それから2ヶ月半。ようやく、ようやく・・・ 完成しました〜!! おめでとう、私!!  ただ今回は喜び以上に、反省点多き刺しゅうとなりました。 思い込みで突っ走る私の性格が、如実に表れたと言えましょう。 次回の刺しゅうに活かすためにも、ちょっと振り返っておきたいと思います。 まずは良かった点。 それ

私はプロゴルファー猿になってしまうのか。

こんにちは、ぷるるです。 私はこれまでスポーツに興味がありませんでした。 もちろん素晴らしい試合に心動かされることもあります。 でも自分からやりたいと思わないし、下手でもまったく気になりません。 人の才能は多岐に分かれるからこそ、支え合えるもの。 私はこれからもインドア担当として生きていけばよろしい。そう思ってきました。 そんな私がまさか ゴルフを真剣にやるようになるとは・・・ 今だにピンと来ないんですよ。自分のことなのに・・・。 でも毎日きっちり素振りをし、毎週

優しさを分かち合うのは美しい、が。

こんにちは、ぷるるです。 皆さま、この2月をいかがお過ごしですか? 私は久しぶりに、側溝へはまりました。 『久しぶりに』ということは、これまでも経験があることを意味しますよね? その通り、私は過去に何度も側溝へはまってきたのです。 たしか前回は20年ほど前でした。 なぜ側溝へ足を・・・そんな疑問もおありでしょう。 それは私が幼い頃から、側溝の上を歩いてしまうクセを持つためです。 また、たいてい空を見ながら歩いてもいるからです。 そして時に泥で汚れ、時に我が身を傷つ

[noteで1, 2を争うくだらなさの対話体小説] 人違い

「ハミングバード🐦さん、こんにちは」 「わしはハミングバードではない。ハミング婆(ばあ)ぢゃ」 「私は『ド』です。『ヲ』さんの親戚筋にあたります」 「失礼しました。ハミングバードさんではなく、ハミング婆さんとドさんでしたか!」 「そうぢゃ。そういうお前は、ハチドリ🐦かえ?」 「いえ、滅相もない! 私は単なるハチです! 、、、って、アナタは何を泣いているのですか?」 「、、、こんなところで、生き別れた『ド』と再び会えるなんて ToT」 「ああ、、、まさかと思いましたが、、、やっ

[ピヲピヲ文庫 連載小説]『私に何か質問はありますか?』第2話

前回の話はコチラ。ピヲピヲ。。。  テキスト・コンテンツ投稿のためのプラットフォーム『ピーチク・パーチク』における八鳥のスタンスは揺るぎないものであった。       彼は、自分の書いた記事を読んで欲しいという欲求が非常に強かった。  そして、読んでもらうだけでなく、コメント欄で自分の記事のどこがどう良かったのかを大いに褒めてもらいたい、記事を超えて自分という人間の知性や想像力、総合的な人としての魅力に敬意を表してもらい、崇めてもらいたいという承認欲求がとても強かった。

亡者、仲間を募る

今さらではあるが、noteを約5か月間続けてきて、未だにミラクルに感じることがある。 noteには実に「面白い人たち」、そして「上手い人たち」が溢れかえっている。 私は元来、テンションが上がりやすい性格であると自認している。 そんな私は、これらの「めちゃめちゃ面白い(または上手い)人たち」の記事を見付けると、テンション爆上げ状態になることがある。 そして、その場で「いや~、あなた様は実に面白い! これは素晴らしい巡り合わせだ! いえいえ、あなた様はね、あなた様がどれだ