ゴールデンカムイ最終巻
全話無料公開からの最終話掲載で大きな話題となった「ゴールデンカムイ」ですが、ついに最後の一冊が発売となりました。
話題になるのは良いことですし、長期連載ともなれば後から買っておいつこうというのも巻数が多い分、難しくなってしまいます。それを期間限定の無料公開をすることで、新規の読者を取り込みつつ話題に乗せるやり方は面白く感じました。他の作品でも続々とマネをして全話無料を行っていますから、出版業界としても大きな成功例に見えたのだと思います。
無料であれば読んでみようかと思う人は確実にいますし、それでいて長いと期間中に全て読むのは難しい、となれば公開期間が終わってからコミックの売り上げ増も期待できるわけです。続きが気になりますからね。
「ゴールデンカムイ」も当初の無料期間は、雑誌に最終話が掲載される当日までということで、最終話は雑誌を買ってもらおうという意図かと思っていました。結果として、話題が大きくなった影響か、無料期間を延長して最終話まで全て無料で読めるようになっていました。
話題になることと、売り上げが上がることは別です。面白い作品ですし、何度も読み返したい人もいるでしょうから、完全に失敗とは思いませんが、話題の大きさの割に売り上げに繋がっていないのではないかと思っていました。
しかし、こんなTweetをみつけてしまうと話は別です。
ゴールデンカムイの最終巻読んだけど「大幅加筆にも限度ってものがある」「全部読んだはずだが知らないシーンが4割くらいある」「ここ進研ゼミでやってないところ」みたいな感想だった
— いーさん (@fcijpbgiec_ib) July 19, 2022
どうやら最終巻は「別物」のようです。
無料で読み切ったと安心していてはいけません。
最終巻を、読むのです。
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