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白い醤油があることをご存知ですか?

白い醤油があることをご存知か?

みなさんは「白いお醤油」があるのをご存知ですか?
醤油といえば黒!がクリシェでしょ。という声が聞こえてきそうですが、発酵大国日本には「白いお醤油」が存在します。

白といっても透き通った黄金色で小麦を主原料とした、甘い香りと味が特徴のお醤油です。江戸時代に愛知県碧南地域で勃興し、現在も主に碧南市で醸造されています。

溜り醤油の本拠地にあって異彩を放つその姿は、醤油界のピンクレンジャーとも言える存在(と勝手に思っている)
甘くて柔らかくてサポート上手で、、
ジェンダーについて話すことを憚られる現代ではありますが、私は白醤油に女性らしさを感じました。

製造工程について詳しく伺うと
「絶対に醤油に色をつけるもんか!」
という強い意志を感じる場面が多々あります
美白にこだわる醸造家の皆さまの情熱は、人間用美白化粧品開発にも活かせるんじゃなかろうか。

知らない間に使っているかも

正直、溜り醤油や濃口醤油にどっぷり浸かっていると前知識なく白醤油だけ渡されたらどう使えばいいか迷います。

しかし!私たちには「白だし」があるのです!

「白だし」とは、白醤油にだしや甘みを加えた超便利調味料です。
白醤油を知らないが白だしは見たことある、という方も多いでしょう。最近ではスーパーの醤油コーナーに必ずと言っていいほど並んでいますよね。
私も大変お世話になっております。時短料理の強い味方です。

「白醤油」と名乗れない白醤油がある!?

さて、昨年の秋ごろに味噌と名乗れない味噌が話題になりました。
愛媛県宇和島市で作られる大麦と塩だけで醸造する麦味噌が、味噌と名乗ってはいけないと県から指導が入ったのです。

JAS規格により、味噌・醤油の醸造においては大豆を使うことが必須とされているため、大豆を使用しない宇和島麦味噌に指導が入ったのです

これと同じことが白醤油でも起こっています。

白醤油は、発祥した当時、大豆を入れず小麦と塩だけで作られていました。
しかしそうすると、大豆が入っていないと味噌・醤油とはみなさないというJAS規定に違反するため、昔ながらの材料で作られたものは醤油と名乗れなくなるのです。そう言った事情から、現代では少量の大豆をいれて醸造するのが一般的になっています。

大豆を入れない白醤油を醸造しているメーカーもありますが、その場合は「白たまり」など、醤油というワードを入れない商品名になっています


さて、長くなってしまったので白醤油の概要はここまでで。
今度は蔵巡りで訪問したメーカーさんについて書こうと思います。

これから先日の蔵巡りで購入した白醤油たちをどうやって使おうか、、今から作戦を練ります。
ああ、どんな調味料がきてもサラッと使える人になりたい

白身の刺身には白醤油が合う〜

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