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新しいであい!


おはようございます!今朝もおでんのブログを開いてくださり、ありがとうございます。今日は、うつ病を発症したときのことを思い出しながらお話ししたいと思います。当時のことは断片的にしか覚えていませんが、少しでも共感やヒントになれば嬉しいです。

・主治医との出会い

主治医との出会いが、私の回復に大きく寄与しました。診察はいつも30分以上。私の疑問に丁寧に答えてくれ、優しく「こだわらないように」とアドバイスしてくれました。冬の日照時間が少ない日本海側では、電気屋で販売されている太陽光の明かりを朝浴びることを勧められましたが、食費が1万円ではそれを購入する余裕はありませんでした。

・日の光を浴びる

外に出て日の光を浴びることや自然を感じることも指導されました。そのため、川や湖、海岸に出かけるようにしました。どんな格好で立っていたのか、あまり記憶には残っていませんが、ただ「今を生きること」を考えるように言われたと思います。病院も徒歩圏内にあったのが幸いでした。この冬は灯油ストーブを最低設定にし、重ね着で灯油を節約しました。灯油を買うために18リットル缶を持って歩く生活も、最低限の労働で筋肉を維持していたと思います。

・うつ病からの回復

うつ病からの回復は、暗闇が徐々に明るくなる感覚でした。その境目がどこにあるのか、今は治ったのか分からない時期が続きました。快復したものの、年齢のため再就職は難しいと諦めました。高齢者歓迎と書かれていても、実際には65歳が限界だったと思います。

・遺産相続!?

その頃、遺産相続の話が舞い込みました。期待しましたが、実は裁判所の問題が絡んでいました。故人は事業が倒産して自己破産しており、残りの資産を相続すると負債も引き受けることになると知りました。同じような状況の仲間が約12人いて、みんな困っていましたが、故人には世話になったので、全員の必要書類にサインをもらい代行して裁判所に提出しました。この処理ができたとき、私は「うつ病が治った」と実感しました。

・20万円の家

その後、持ち家が20万円でも売れないという情報が入りました。家賃4万円のアパート暮らしの私には、これはチャンス!現物を見ると、十分住める家だったので、所有金30万円全てを使って購入しました。所有権も自分が法務局で手続きを行いました。これもまた治った実感を強めました。

・80歳まで生きていたら?!

心に余裕が出てきた頃、私は67歳になっていました。「80歳まで生きていたら?」と漠然と考えるようになりました。根拠はありませんが、その時何を考えるだろうと想像しました。13年後の充実した人生を思い描き、後悔しないために何をするべきかを真剣に考えました。

・人生哲学を持つ

定年まで、ただその日の食いぶちを稼ぐだけの人生でしたが、その結果がうつ病でした。残りの13年後悔しないように生きると決心しました。人生の軸を持つことが大切だと感じ、哲学や宗教を持たずにいた私が、キリスト教と浄土真宗のどちらかに絞って選択を考えるようになりました。

・夜空の星

歎異抄」は難しそうだし、「聖書」は送り仮名があるから、古文を勉強するのは大変だと考え、口語訳の中古聖書をAmazonで購入しました。聖書を読み始めたものの、内容が理解できずに悩みました。当時はネットが普及していなかったため、情報も限られていました。そこで、三浦綾子さんの「旧約聖書」や「新約聖書」を見つけ、解説を読みながら聖書を理解しようとしました。その夜、空を見上げたり朝の山を眺めたりすると、今までとは違う透明感に驚きました。遠くのものがはっきりと識別できるような感じを得ました。ベールを取り外したと表現するのが良いかもしれません。

崇高なものの存在

神様は存在する!」と実感し、聖書は信仰を持つことで理解できる本だと感じました。友人の奥さんが元宣教師だと知り、聖書の選定を始めました。今までの口語訳をやめて、新改訳や共同訳、リビングバイブルなど分かりやすいものを手に入れました。毎日、朝から晩まで聖書に浸る日々が続きました。

・もっと聖書を知りたい

聖書を読み進める中で、もっと詳しい解説が欲しいと思い、教会には行きたくない気持ちがありましたので、友人に学び方を尋ねると、「みことばの光」というデボーションガイドを教えてくれました。旧約聖書の「ヨシュア記」を一緒に学ぶことになりました。

・病と健康の境目

こうして、病気と健康の境があいまいなまま、今を一生懸命に生きる中で、私は徐々に健康になっていました。境目は、覚醒と睡眠の境のように明確ではないのでしょう。

・変化した暮らし

その後、私は、少しずつ以前とは違う生き方に変わっていきました。何よりも、予期せぬ出来事が起こり始めました。それについては、次回お話ししたいと思います。お楽しみにしていてください。

今日も長文を最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。“フォロー”と“いいね”をよろしくお願いします。コメントもお待ちしています。皆さんのコメントは本当に励みになります。明日もよろしくお願いします!


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