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新NISA

一戸建てなら、平屋が好きだ。

2024年から、NISAが二階建てになるらしい。

金融庁は、公式な書面の中で「貯蓄から資産形成ヘ」という言葉を使い、今後も最適な制度を模索するといっているが、俺には、鬱蒼と木々が生い茂る、薄暗い森の内に迷い込んでいるようにしかみえない。
現時点でも充分(?)複雑なNISAが、さらに複雑になるのだ。
資産形成とは、簡単にいうと有価証券の保有だ。いうまでもなく、有価証券にはリスクがある。ならば、このリスクよりも、有価証券を持たない方が、明らかにリスクが高く、損だと、直ぐに分かるようなものが理想的な制度であろう。しかしそういった制度は、政府と国民が同じビジョンを共有し、作り上げていかなければ、なかなかできるものではない。ただ単にISAを猿真似すればいいわけでもないのだ。
一方この新NISA、投資期限が2028年までの5年間(つみたてNISAの20年間だって、たかだか20年など長期投資でもなんでもない)ということなので、この期限が過ぎたら、その次のNISAは、常人には理解しがたいような、複雑怪奇なものになるのではないだろうか。
賭けてもいい。

シンプルであることは、複雑であることよりもむずかしいときがある。物事をシンプルにするためには、懸命に努力して思考を明瞭にしなければならないからだ。だが、それだけの価値はある。なぜなら、ひとたびそこに到達できれば、山をも動かせるからだ。

Simple can be harder than complex. You have to work hard to get your thinking clean to make it simple. But it’s worth it in the end because once you get there, you can move mountains.

スティーブ・ジョブズ

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