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Google PlayストアでABテストを実施した話

なぜABテスト?

Google Playストアでのパスワードメモアプリのダウンロード数も伸びできたので、コンバージョン率やクリック率を更に伸ばすべく、ASO対策を考えてみました。

その際に一番重要となるのが、最初の数枚のスクリーンショットです。アプリの一覧が並んだ時に、スクリーンショットが印象的な方が、詳細画面へのクリック、そしてダウンロードに繋がりやすくなります。

とはいえ、ユーザーに対して、どのようなスクリーンショットが印象的なのかは、なかなか分からないものです。そこで、複数のパターンでPlayストアに公開してお試しできる機能であるABテストを利用しました。

ABテストの準備

Playストアでのスクリーンショットは、16:9のアスペクトで「横レイアウト」か「縦レイアウト」のいずれかを要求されます。今回は、横のスクリーンショットと縦のスクリーンショットはどちらの方が効果があるのかを試してみました。

実際にストアでアプリの一覧を表示するとユーザーの見た目は以下のようになります。

・横レイアウト:1枚のスクリーンショットしか表示されないが画像が大きく表示

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・縦レイアウト:2枚のスクリーンショットが表示されるが画像が小さく表示

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ちなみに、設定は以下の画面から行う事ができます。

テストの操作説明

ABテストの結果

上記の2つの「横レイアウト」「縦レイアウト」の2つのパターンで半月ほど経過したABテストの結果が以下です。

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紺色が「横レイアウト」のダウンロード数:104

橙色が「縦レイアウト」のダウンロード数:150

縦レイアウトの方が約1.5倍ほどのダウンロード数の増加に繋がりました。

自分としては横レイアウトの方が印象的だと思っていたのですが、意外とそうではなかったんだなという驚きです。

ABテストの考察

この結果の考察としては、ユーザーに対するアピールできる情報量の違いなのかなと思います。横レイアウトでは、パスワード一覧を表示する前に画面ロックがついているという情報しかありません。しかし、縦レイアウトでは、画面ロックを解除するために1つのパスワードを覚えればいいだけ、そしてメモ帳のように簡単に書き留められるという情報が伝わります。

まとめ

つまり、ユーザーとしてはPlayストアで数々並ぶアプリ一覧をスクロールして見て行ったときに、どんな事ができるアプリなのかの情報が一瞬でたくさんわかる方がクリックしたくなるのだろうというのが自分なりの結論でした。

最後になりますが、このA/Bテストを行った「パスワードメモ」アプリぜひ使ってみて下さい!


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