数字で見るホロライブの躍進(〜2020年2月)
最近なんかホロライブが伸びてる感じがしませんか?
気のせいかもしれないので、数字で見てみましょう。
ソースはこちらを参考にしました。
※頑張ればもっと詳細なデータが手に入りますが、手間が掛かるのでまた今度
爆発的に伸びている再生数
これはときのそら〜4期生の28チャンネルにおける、1日毎の再生数の推移です。語るまでもなくすごいスピードで伸びています。
よく見て下さい。12月に1日50万再生くらいだったのが、2月末では250万再生を超える日が出ています。4期生が年末にデビューしていることを考えても、とんでもないスピードです。
ひょっとして4期生の影響では?→ちがいました
確かに4期生、特に桐生ココが非常に目立っているのですが、4期生を除いてもこうなります。
明らかに伸びてますね。
チャンネルごとの伸びも見てみましょう。こちらは3ヶ月前の再生数(1週間の平均)を1とした場合の再生数の伸びです。
アキロゼ、さくらみこが10倍以上の桁が変わる伸びをしていますが、全体的に見ても数倍の伸びをしているチャンネルが多いです(古参ほど伸びにくい現象が起きていますがこれはにじさんじでもみられるものですね。と言ってもさくらみこは古参なんですが)
登録者数が増えた?
登録者数は非常に順調に伸びていました。
3期生・4期生を除いて見ても、3ヶ月で211万→311万と、約1.5倍に増えています。全体では253万→480万と、約1.9倍に伸びています。すごいスピードです。
あれ、でも再生数ほど伸びていませんね? 思いの外線形に伸びています。
1登録者あたりの再生数が伸びている!
個人的に最重要指標ではないかと睨んでいるのが、「再生数/登録者数」です。こちらが年明け以降よく伸びています。
1.0に到達していないので、1日1回も再生していないのかと思うかもしれませんが、大抵は箱推し(複数チャンネルを登録している)でしょうから、「10チャンネル登録している人が1日平均5回再生している」と考えればしっくり来るでしょう。
1登録者あたりの再生数が伸びている理由は?
仮説でしかありませんが
・単純に魅力が増している(おもしろい)
・バズ効果(3D化などイベントのクオリティが上がった)
・習慣化されている
・休眠ユーザーの割合が減っている
・視聴の連鎖がうまくできている(チャンネル間連携)
・登録していない人が見ている
・YoutubeがレコメンドでVTuberを出している
・複窓が増えている
あたりでしょうか?
ぶっちゃけ謎ですね。
なぜそうなっているのか?
実は12月から複数のイベントが起こりすぎていて、どれがどう影響したのかさっぱり見えません。特に豊洲ライブ、桐生ココのあさココ(ニュース)、ARK(ゲームブーム)の要因はどれだけあったのかわからないですね。
ARK勢だけが伸びているのかといえばそうでもないですし、あさココの露出があった人が最も伸びているというわけでもありません。突発的に大空スバルや星街すいせいがバズったりもしました。状況はカオスです。
昨今のコンテンツは、おもしろさと数字が必ずしも比例しません。対数的に伸びる場合もあります。逆に言えば対数的に伸びない場合もあり、面白いのに埋もれる場合もあります。今回はいろんなきっかけがあり本来ホロライブが持っていたポテンシャルが出たのではないかと個人的には考えています。
数字が間違っている可能性は?
実は少しあります。
1月12日に妙な跳ね上がりがありますが、これの理由が謎です。にじさんじでも同様のジャンプが起きています。
何か計測方法が変わったのかもしれません、ですが今後1ヶ月くらい見てみればそれもわかることかと思います。
観測できているが、今回検証していないもの
みんな大好き同時接続数、投げ銭は非常に伸びていて、むしろこれがあったから「ホロライブ伸びてね?」と思ったのですが、こちらは集計が面倒なのと、イベントがあると数字が跳ねるのでそのうちまとめます。
(なお1月は単月過去最高スーパーチャットを潤羽るしあが打ち出し、2月はそれを桐生ココが更新しています。相場というものが無い状態です)
ただ、これら熱量に比例していそうな数値も伸びていると考えれば、やはりより魅力的になってると考えるのが妥当なのかもしれません。
観測できていないもの
新規のお客さんがどこから流れてきているか不明です。
これどうやって調べればいいんでしょう?マーケティングの人なら詳しそう。
にじさんじとホロライブの比較(再生数)
せっかく前回にじさんじの分を集計したので並べてみます(対立を煽る意図はありません)
こう見るとVTuber界全体がここ3ヶ月で非常に伸びたことがわかりますね。2つの箱を合わせると1日約600万回再生。大体国内トップチャンネル1つあたりの再生数に近いです。
ホロライブが若干伸びるスピードが早く、両者の差は3倍だったところが1.5倍程度に狭まってきています。こうなると共生か対立かみたいな話が出てくるかと思いますが、頭打ちするまでは共生というのが基本じゃないかなと個人的には思います。前回「今年か来年に頭打ちが来そう」と書きましたが、まだその時ではないように見えます。
まとめ
・止まらないホロライブ
・1人あたりの視聴回数が増えている
・VTuber界は今非常に伸びている
今後書きたいこと
同時接続数とスーパーチャットの推移
桐生ココという遅れてきた化け物
VTuberの規模の限界と限界突破の可能性
コラボの重要性と、ソロとコラボを両立をする難しさと、解決案
VTuberは何なのか、お笑いか、アイドルか、キャバクラか、ゲーム実況者か
そのうち
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