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2024/09/17 ダーウィンの適者生存説になぞらえて:ガラパゴス的状況

 おはようございます🙏
 今回はちょっと、ギョッとする推論を立ててみます。
 恋愛弱者は恋愛強者に淘汰される適者生存説というわけです。
ついでにいうと、この日本のように高齢単身者を嘲笑の種にする一部の人々は、世界中見回しても例のないガラパゴス的な生存適者となるわけです。

 私も当事者である統合失調症の生涯有病率は約1%です。チオンピの長期追跡調査に拠れば、更にその1/4が重症化・予後不良(私もここに入ります)となるので、全体の0.25%に入ることになります。頭蓋骨形成不全よりはありふれていることになります。

 別にそれで山に捨てられたり洞窟に放り込まれたりしてしまう訳ではありませんが、精神的苦痛を与える偏見の存在は、それら物理的な虐待と大して変わりはないのです。人々の気持ちの中では、私ら当事者は切り捨て御免なわけです。これで適者生存説にかなわないことになります。

 残念ながらそれは、一種の刑罰の存続を望むような声であり、何代先までもこれはついて回りますね。これは、ハンセン病療養所をめぐる国家的な処遇と比較しても、淘汰的な働きを期待されているのです。法治国家でありながら成文法の刑罰の効果よりも、人々の白眼視のほうがよっぽど応える意味でも、ガラパゴス的と言えるでしょうね。

 要は、病気による本質的な不利さよりも偏見の存在が勝ってしまっているガラパゴス的状況にあるわけです。これは、例示した統合失調症についてのみならず、いわゆる高齢未婚男女を嘲笑して名付けたお一人様というタームにも通底しています。つまり、一度レールを外れると二度とチャンスはないという一種異様な社会なのです。

 これを本家、ダーウィンが見たら何というでしょうか?

2024/09/17 ここまで

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