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写庵こころ日和を通して伝えたいこと

世の中に伝えたいことがあるんじゃない。
体験を分かち合いたいんだ。

いきなりですが、上記が今回のnoteの結論です。

本日、会社経営をされている方と「世の中にどんなメッセージを伝えたいのか」という話題があがりました。僕はこの春に泊まれる写真館こころ日和という場所の運営をスタートしたのですが、「ここを通して世の中をこうしたいんだ!」といったメッセージがあって始めた訳ではありませんでした。

なので、「世の中に伝えたいメッセージ」というものに違和感があり、先ほどまで夕陽に照らされる部屋で考えを巡らせていました。ここから先は巡らせた想いを書いておきます。

もしかすると、今のあなたのチカラになれることがあるかもしれません。


おさらい:こころ日和はこんな場所

今回初めて僕のnoteを読んでくださった方に向けて、写庵こころ日和がどんな場所かを簡単にお伝えします。(すでに知ってるよって方は飛ばしてください)

香川県の直島にあります

まずは所在ですが、香川県にあるアートの島として有名な直島に、2024年3月28日にOPENしました。築50年程の民家をDIYしてスタートしたゲストハウス+写真館です。

和風の庭付き、泊まれる写真館です

OPENしてからまもなく4ヶ月になりますが、海外の観光客を中心にこれまでおよそ100人以上が宿としてご利用してくださいました。

撮影スペースもありますが、まだ活かしきれていません。さて、ではどんな写真を撮る空間なのかを説明しますね。ここは一般的な写真館のように姿のみを写す場所ではありません。今の自分を表す一文字を書き、心の内側にある想いと共に写真に残すことができます。

ちょっと変わった写真館ですね。

ちなみに家の裏は竹林が広がっています。また、小さな池付きのお庭もあってカエルが4匹生息してします。ここでは現在、苔や紫陽花を育てていて、将来的には鎌倉のお寺のような場所にしたいと考えています。


どんなことを分かち合える場所なのか

さて、環境がわかったところで、こころ日和では一体何を分かち合える場所なのかをまとめていきます。

簡単にひとことで言うなら「よく生きる:「bene(よく)」と「esse(生きる)」が体験できる場所です。具体的に言うと、分かち合えることは大きく3つあります。順に説明しますね。

なお、後半で触れますが、現在こころ日和にはゲストとしての関わり方と、フリアコスタッフとして関わる方法の2種類があります

1.コミュニケーションを通して生き方や価値観を分かち合える

宿に訪れるゲストさんとは、時間の許す範囲で対話をしています。例えば、普段どんな仕事をしているのか、どうしてその仕事をしているのかといった「仕事」について。他には、これから先どんなことをやりたいのか、もし可能性が無限にあるなら何を追求したいのかといった「未来」について。

観光地にある宿では、その周辺のインフォメーションや旅情報を交換しがちですが、オーナーの僕自身が人の生き方や価値観に触れるのが好きなので、割と深い話をしています。旅先での出会いだと、ほぼ日常で関わることがない相手なので、案外どんなことでも話せてしまうという自己開示のしやすさもありますね。

ゲストの方との対話では、自分の人生の中では知るよしもなかった話を聞くこともあります。ここでの分かち合いの時間は、互いの人生の幅を広げてくれています。


2.家づくりや庭づくりを通して共創を分かち合える

こころ日和の室内の壁は土壁の上から漆喰を縫り、柱には炭を混ぜた柿渋を塗って仕上げていきました。庭づくりは、竹を切り、落ち葉拾い、雑草や雑木を抜き、日当たり状況を見ながら紫陽花の苗を植えたり、苔を移植したりしています。

こういったモノづくりは1人でもできますが、誰かと一緒に共創することでいいアイデアが浮かんだり、作業効率を高めることもできます。何よりも仲間意識が芽生えるので、他者とのつながりを分かち合い、深めることができます。


3.島を歩いて自然の美しさを分かち合える

最後は外部環境に大きく寄った内容ですが、こころ日和から歩いて2分で海が見えます。(有名な赤いかぼちゃのアートもすぐ)空が広く開けていて、春夏秋冬それぞれの空と海の移ろいを感じることができます。

ゲストさんや島の友人と散歩することもちょこちょこありますが、この穏やかな風景の中では都会で感じる騒音や過度な広告といったストレスはありません。

海をのぞけば魚が泳いでいるし、空を見上げればトンビが旋回しています。緑はキラキラ輝いて、そよそよと風が吹き抜けていきます。こうやって自然の中で共に生きていることを分かち合うことができます


どうして分かち合いたいのか

ここまで書いてみて、そもそも何で生き方や共創、自然を分かち合いたいのかを改めて考えてみました。

行き着いた想いは「1人では味わえない幸福感が、他者と過ごす時間に生まれるから」です。人は1人じゃ感情を分かち合えません。嬉しい、綺麗、楽しい、美味しい、しんどい、悲しい、ああしたい、こうしたい。こういった感情を共有して、幸福感を共に味わい、未来をつくっていく時間を僕は生み出したいんですね。


誰のためになるのか

人生の転機を迎えている人には、自分や自分の暮らしを見つめ直すきっかけになります。毎日仕事に追われて、休みになると疲れて寝てしまっている人には生きている実感を届けられるでしょう。これから何かを始めたいけど、何から手をつけたらいいのかわからない人には、考えをまとめる時間が作れるでしょう。

他にもポジティブな影響をきっと届けれらる環境がここにあります。


あなたの参加をお待ちしております

僕はしばらく、ここで人生を歩んでいる予定です。
ここまで読んでくださったアナタが、何かを感じてご興味をお持ちになられた際は、どうぞお気軽にメッセージをお送りください。

直島旅行の際に少し立ち寄るだけでも、ゲストとして泊まりに来ることでも、フリアコスタッフとして一緒に場所作りをしたいという方でも、ここで何か新しいことをしてみたいという方でも、一度お話を聴かせていただきたいです。

ご連絡はSNS(FacebookInstagramTwitter)のDMでどうぞ。


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