Kouhei_Sasaoka

1974年生まれ。長崎県出身、神奈川県在住。 アマチュア写真家。 2018年より「夜の…

Kouhei_Sasaoka

1974年生まれ。長崎県出身、神奈川県在住。 アマチュア写真家。 2018年より「夜の写真学校」で写真家瀬戸正人氏に師事。2019年9月ギャラリーPlace Mで個展「脈絡のない旅人」開催。2023年3月6日〜12日個展開催。美術館、本、映画などの感想を備忘録として書きます。

最近の記事

『トオイと正人』感想

僕の写真の師匠、瀬戸正人先生の自伝エッセイを写真家の小林紀晴氏が映画化した『トオイと正人』を観に行った。上映後、瀬戸先生と小林監督、作品でナレーターを務めた女優の鶴田真由さんの舞台挨拶とトークショーもありとても興味深い話を聞くことが出来た。 この作品は少し不思議な構造をしていて、先生の自伝『トオイと正人』の単純な映画化では無く、映画を撮っている小林監督の視点も入ったドキュメンタリーの側面も持っている。 この映画の中には残留日本兵だった瀬戸先生のお父上の時間、瀬戸先生の時間

    • はじめての牛腸茂雄展

      渋谷 パルコギャラリー 11月12日は行こう行こうと思いつつ行けてなかった写真展「はじめての、牛腸茂雄」に行って来た。この展示は糸井重里が主催している「ほぼ日」が企画した展示で、プリントは牛腸さんの学生時代からの友人である写真家の三浦和人氏がオリジナルのネガから手焼きしたもの。  「ほぼ日」らしく、普段写真をあまり見る事のない人達の敷居を下げるため、漫画家の和田ラヂヲ氏を案内人にしていたのだが正直僕には必要なかった。  有名な『SELF AND OTHERS』の他に見た

      • 『日本の中のマネ展』

         練馬区立美術館でやっている『日本の中のマネ展』へ行ってきた。美術好きな人を除いて、マネの名前を聞いて代表作をちゃんと言える人がどれくらいいるだろうか?名前が似ていて日本人も大好きなモネと比べると正直微妙なところだろう。  美術史的には重要なポジションにいるマネは日本でどのように紹介され、日本の画家達にどんな影響を与えたのかという事も実際の作品も交えながらの展示でなかなか面白かった。  実際マネの絵を見た直後に影響を受けたとされる日本の洋画家達の作品を見ると、正直マネの絵

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