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最先端の性格診断テストをやってみて思った事 | 無料の “PrinciplesYou” テスト

きっかけ

性格診断テスト?=恥ずかしい

僕は、過去3年間で何回も性格診断テストを受けてきました。

これを口に出して話すと、どうも恥ずかしい気分になります。「自己啓発本を何冊も読んでいます」と言うのとちょうど同じような恥ずかしさです。

「そんなにも自分のことを知らないのか?笑」誰かにそう笑われてるような気がするからです。でも事実、僕は自分のことをそこまでわかっていません。笑

ここはしっかり割り切っておきたいと思います。僕は、自分を知らない。

好きな食べ物こそ「チャーハン」と答えられるものの、では「何をしている時が1番楽しいか?」や「どんな仕事がしたいか?」という質問になれば、瞬く間に僕は頭を抱えてしまいます。「わかりません。」

どうして自分を知りたいのか

僕がどうして自分を知りたいのか。それにはいくつかの理由があります。

一つ目は、自分がフリーランスで映像制作をしているから。フリーランスという職業は、いつも自分自身が敵になります。自分が一生懸命集客をして、質の高いものを提供し続けないと、お客様は来てくれない。そんな時、まず頭によぎるのは

「自分はこれでいいんだろうか?」

でも、そんな質問を自分に投げかけたとき、僕には答えが浮かんできません。フリーランスだと、答えが浮かばない間は仕事が手につかず、お金も入ってこない。

会社勤めであれば、質問への答えがすぐに出なくても「働いていれば」お金がもらえて、明日からの生活に困るわけではありません。そして第一、会社に勤めていれば集客も質の管理も「会社」という支えがあって、何か思うように起きなくても、全ての責任が自分に降りかかるわけではないはずです。無論、僕は会社で働いたことはありませんが…

なので、金銭的にもビジネス的にも、自分を知らないといけない葛藤が心を支配します。

「どうして僕は自分をここまで知らないのだろうか?」

「人のお役に立て」という教育方針の罠

僕の家庭は自営業を営んでいます。100年以上続く商売の家系で、素晴らしい地域の皆様に支えられて僕を育ててくれました。しかし、自営業の家庭では「いかにしてお客様のお役に立てるか」が大きな議論です。

そうして「他者の役に立つための人生」を歩むことこそが価値があると信じて育った僕は、どの国にいても、他者のために奮闘してきました。

もちろん「他者の役に立つ」こと自体は決して悪いことではありません。事実、この記事を書いていても、僕の頭には読者の皆さんの顔が浮かびます(想像上の顔ですが)。そして、そんな皆さんの何かお役に立っていれば良いなと、当たり前のように考えています。

しかし、この「他者の役に立つ」という言葉や「三方よし」の文脈で必ず無視してはいけないのが「自分はどうか?」という議論です。

他者の役に立つ前に、自分を満たせているかどうか。別に仕事自体に大きな価値がなくてもいいけれど、その仕事をする中で自分の人生の大切な部分を満たすことができているかどうか。フリーランスとして自分で商売をしている僕にとって、自営業の家に生まれた僕にとって、この質問から逃げてきたのが最大の不幸でした。

性格診断テストをやってみて感想

今まで受けてきたテストたち

そうして自分探しの旅を続けてきた(逃げてきた)僕が受けたテストは、今まで山ほどあります。

  • 誕生日占い

  • MBTI - 16 personalities

  • オンラインの無料テスト

  • 某キャリア診断テスト

これ以外にもたくさんあります。そして、どのテストを受けても、なんとなく自分の性格が正確に言い表されているような気がしたというのが結論です。

なかでも、16 personalities テストに代表されるMBTI(マイヤーズ・ブリッグス性格指標)はどの提供サイトで受けても、何度受けても、INFP(仲介者)という結果になり、高い正確性で僕の性格を言い表してくれている気がします。

"PrinciplesYOU"という新しいテスト

そんな中、僕はBrian Littleというアメリカの心理学者のTED Talksを見ました。これです。

このトークがあまりにも面白かったのでBrian Little 教授について調べてみたところ、Little氏のウェブサイトに辿り着き、そこからLittle氏が2021年にPrinciplesYOUというテストの開発に携わったと読んだのです。

そして、調べていたら、この比較的新しい性格診断テストは(例えばMBTIは約100年前に開発されました)同じように有名な心理学者のAdam Grant氏などが開発メンバーだと知りました。受けてみても損はしないだろうと思って早速受けてみました。

受けてみてどう感じたか

このテスト、他のテストと比べても非常に長かったです。僕の感覚では終えるのに30分ぐらいかかりました。

そして、受けた結果、この性格テストは全部で17種類の性格の要素をパーセンテージで測り、それらをカテゴリー分けして合計で28種類の性格の中から、受験者が最も近いもの、次に近いもの、その次に近いものという3段階で表記します。

僕は  "PeaceKeeper"「平和維持者」という結果になり、不思議なことに16 personalitiesの「仲介者」と同じような内容になりました。

つまりは、僕の性格はどのテストを受けても、いつ受けても「争いを好まない人」であることがわかりました。確かにそういう要素は強いと思いますが、自分の性格要素でこれほどまで目立っているとは今まで考えてもいませんでした(周りにはそう言われてきましたが。笑)

いろんなテストを受けてきたからこそ、どのテストにも共通項として出される答えがあり、その答えが僕の本質的な性格の部分だと、異様に長い PrinciplesYOUを受けて改めて感じました。

どう活用するか

16 personalitiesとは少し違って、PrinciplesYOUは「こういう性格は〇〇だ」というような書き方はあまりされていません。どちらかというと、テストの結果の%を客観的に表記し、いわば「統計的」な性格解説をしてくれます。

なので、「ふむふむ」と感じるような文脈はあまりなく「ああ、こういう割合なんだ」というような理解でしかできません。なので、この結果を踏まえた上で受験者がいかにこれからの人生に役立てていくかが非常に難しく、課題になっていきます。

僕は診断の結果、得意なことや膨大な量の苦手意識を認識することができました。そして、自分が今までひたすらに避けてきた性格も認識することができました。

もちろん性格診断テストは全て正しいわけではないですし、それが僕の全てを言い表すとも思えません。ですが、性格診断テストの結果を、僕なりにこんな感じに使っていきたいと思います。

結果から自分の無視してきた弱点を再認識する。
そして、弱点をうまくカバーする方法を考える。

新たに弱点を認識し、カバー方法を思いついただけで、この無料の性格テストを受けた価値を改めて感じました。

みなさんも、ぜひ時間があれば受けてみてください(なお、今のところ英語でしか提供されていないようですので英語ができる方のみになってしまいます)。

みなさんはどんな性格ですか?同じ性格タイプの人がいたら面白いな〜。笑
コメントお待ちしております!笑

カバー写真:Photo by Gabriella Clare Marino on Unsplash

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