見出し画像

就活生向け!何したら良いかと悩んでいる人へ (社会人と学生の違いについて)

社会人と学生の違いは何でしょうか。前回少し触れましたが、今回は少し深くお話しできればと思っております。

【第1フェーズ】自己分析+SPI対策
【第2フェーズ】業界分析・職種分析
【第3フェーズ】働くイメージの理解・社会人と学生の違いを理解
【第4フェーズ】企業で働くということのイメージ作り
【第5フェーズ】企業分析の方法理解
【第6フェーズ】職種分析の方法理解
【第7フェーズ】ガクチカ対策
【第8フェーズ】面接対策
【第9フェーズ】志望企業選定
【第10フェーズ】選考(内定)

学生と社会人の違いは何か

アルバイトと正社員の違いは前回、付加価値のある仕事ができるという点であるとお伝えしました。では、学生と社会人の違いは何でしょうか。

社会人は「問題を自分事化し、行動できる」人を指します。

一般的に、責任・お金・時間の自由度が違うとよく言われています。
しかしながら、どれも本質ではありません。

本質は「問題を自分事化し、行動できる」かどうかです。
ここでは3つの違いをお話をします。
①問題を解決するとは何か
②自分事化するとは何か
③行動できるとは何かです。

具体的に説明いたします。

問題を解決するとはどういうこと?

少し難しいかもしれませんが、わかりやすく解説できればと思っております。

「問題」とはここでは、大きく分けると3つの種類に分類することができます。
①今現在不都合な状態が起こっている(現在)
②近い将来確実に不都合が起こる(近未来)
③将来的には不都合が起こると予想される(未来)

この3つについて簡単に説明します。

①今現在不都合な状態が起こっている(現在)についての解説
(例)
飲食店であなたはホールとして働いているとします。お客様が来店するピークのタイミングでお皿を割ってしまいました。片づけるのに時間がかかるが、お客様からの呼び出しが多数ある状態です。

この場合、スムーズに業務を回すことが本来的には、理想とする形ではあるものの、現在皿を割ってしまったという事象により、作業が滞っているという問題が発生しています。

これは現在、不都合が起きている状態ですので、問題の種類は①になります。

-------

②近い将来確実に不都合が起こる(近未来)
(例)
飲食店であなたはホールとして働いているとします。お客様が来店するピークのタイミングはいつも6時~9時。その時間はいつも従業員があわただしくしており、トラブルがよく起きる時間帯です。

この場合、お店で発生するトラブルがなく、安全に店舗運営ができる状態が理想となるわけですが、お客様の来店のタイミングが重なることでスムーズな接客ができていないことが問題になっています。

これは近未来確実に起こる不都合であり、問題の種類は②になります。

-------

③将来的には不都合が起こると予想される(未来)
(例)
飲食店であなたはホールとして働いているとします。最近売り上げ右肩上がりの新進気鋭のライバル会社が現れました。今はファンのお客様がいるものの、奇抜なメニューにより、近くに店舗を展開されるとお客様が流れて行ってしまい可能性があります。

この場合、ライバル企業が近辺に出店してきても、太刀打ちできる力を身に着けている状態が望ましい理想になります。

これは未来に起こうる不都合であり、問題の種類は③になります。

-------
さて、3つの飲食の事例をご紹介しました。この内容を見た場合、あなたはどのように感じるでしょうか。また、もしあなたがホールの従業員でしたら、何に問題があると感じるでしょうか。

この違いは当事者の視点の違いと問題発掘のポイントが違います。

①はホールで働いている人
②は店長さん
③はエリアマネージャーを想定し、考えておりました。
そして、問題発掘のポイントはどこに視点を置くかによって大きく考え方が変わるということです。
学生では、常に①の視点で動くことを良しとされ、運が良い人であれば、②で動くことを求められていたかもしれません。
しかし、社会人になると、自分の行動には責任が発生するため、話す相手がどのような視点でお話をしているかを考えないといけません。

よくあるのが、面接官がアルバイトを通じて、問題だと思ったことは何ですか?と聞いた際はまさにここの視点を見たいと思っていいです。

この人は問題の種類を把握しており、どのように対処しないといけないかわかっているのだろうか?

こういうことを見たいのです。

自分事化の難しさについて

問題の種類がわかったところで、結局どのように問題を解決するべきかわからなければ、まったく意味がありません。

ここで重要なことは自分事化です。

とは言え、自分事化とは難しいものです。物事の自分事化ができていない社会人も多く、私の身の回りにもこういう人はいます。

ただ、できればこの記事を読んでいる学生の方は注意してもらいたいポイントですし、就活において優位に働くのでぜひ最後まで見てもらいたいです。

上の飲食店の事例で問題が発生した際、どの視点で考えないといけないか、そして誰に相談しないといけないかを理解する必要があります。
①でお皿が割れたことは店長に報告しないといけないかもしれませんが、問題解決方法を店長に相談するべきでしょうか?

違いますよね?現場のリーダーに聞くことができれば解決したほうが、
理想形には近づきますよね。

もしこの問題を本格的に考えるとするなら、お客様が来店するピークのタイミングにマンパワー不足が問題になっているので、円滑にかつ安全に店舗運営をするために…という視点で店長に相談が必要ですよね。

ここで一番お伝えしたいことは、身の回りにはありとあらゆる問題が存在し、その問題を自分が解決するためにはどう動くべきか理解することです。

報告・連絡・相談ができる人だなと感じるでしょう。
視野が広く、問題に気付ける人材は貴重と感じるでしょう。
本当に問題を解決したいとき、わかりやすく周りを巻き込めるでしょう。

学生の間では、その問題を他人事としてとらえて働いてても問題はないと判断されるでしょう。でも、社会人になると自分の行動に責任を持たないといけないです。問題を把握することができない社会人は社会人ではありません。

行動できる重要性

そして最後に行動できる重要性です。

世の中でいう成功者の共通点の一つに行動できる人という共通点があります。行動している人=成功している人ではありませんが、成功している人は行動しているのです。

では、何に対して行動しているのでしょうか。別に起業しなさい!とかをお伝えしたいわけではありません。
あなたの身の回りの問題を把握し、自分事としてとらえた上でどのように問題の解決を行ったのか。これが重要なのです。

問題の解決をするための施策は多数あり、その中で最適解をどう導きだすかのプロセスは社会人に必要な能力です。身の回りに、数多くの実践機会があるにもかかわらず、できていなければ行動意識していきましょう。

何も行動しなければ、その時間寝てても一緒なのです。

行動して初めて結果が出ます。これを読んでいる学生の方も是非、行動まで行ってもらえればと思っています。

まとめると…

社会人とは問題を自分事化し、行動できる人のことを言います
問題の種類には3種類あります。
①今現在不都合な状態が起こっている(現在)
②近い将来確実に不都合が起こる(近未来)
③将来的には不都合が起こると予想される(未来)

問題の構造を理解したうえで自分事化する必要がある。
最後に行動しなければ、意味がない。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

もし記事内容がよろしければ、イイねやフォローをしていただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?