いいおとなの定義。
さまぁ〜ず×さまぁ〜ずが今月いっぱいをもって終わりになるらしい。
ニュースが告げたその事実にひどく衝撃を受けた。
今までそこにあって、これからも続いていくんだろうと無意識に思っていたものにまた一つ、ピリオドが打たれた。
一番好きな芸人さんは誰かと尋ねられたら未だにさまぁ〜ずと答えられる自信がある。
それは初めて存在を知った中学生の頃から何も変わっていない。
特に中学2年生のときはかぶれがひどかったように感じられる。
学校から徒歩1分に位置する自宅に授業が終わり次第直帰しては、毎日YouTubeでさまぁ〜ずの動画をたくさん漁っていた。
なんであんなにハマっていたのかはわからないが、とにかくハマっていた。
古いおもちゃ屋に寄って、買った水風船やラジコンで少年のように遊ぶいい年のおじさん。
若手女優にセクハラまがいのことをして無邪気に笑うおじさん。
新進気鋭の何個も下の後輩芸人にいじられ、楽しそうなおじさん。
おじさんなんだけどどこか学校の同級生に近い感覚があったのかもしれない。放課後に近くの公園でバカみたいに大きく口を開けて笑い合う同級生とリンクした。
そんな彼らの魅力が最大限に現れている番組がさまぁ〜ず×さまぁ〜ずだった。
毎週二人が出てきてだらだら近況を語り合ったりするだけのトークセッション。特にこれといった事件やイベントは起こらない。
それなのにいつも新鮮で見所があって毎週録画して見ていた。
芸人の話術とか二人のコンビネーションによって成立しているところも多分にあるのかもしれないが、
一番は話している二人が本心から楽しそうに話しているからだと思った。
だから何気ない日常にも花が咲き、もっと話を聞きたくなった。
当時の中学生は今は成人を迎え、大学生としてこれから社会に出ようとしている。
それなりに守るべきものもできはじめて責任をひしひしと感じてきたし、物事をYESとNOで決めない曖昧さで周りと「うまくやっていく」しなやかさや、少しづつ何かを諦めつつ少しづつ新しい何かに挑戦をしていく勇気を持つことに頭を悩ませたりする日々。
これがおとなになるってことなのかあ、大人って大変だなぁとまるで人ごとみたいに、だけど当事者として一つ一つを噛み締めながら受け入れていく。
そんな中でも忘れないよう意識していることがある。
それはいいおとなになることだ。
決してただのおっさんになってはいけない。
いいおとなになるためにはいつだって自分が一番楽しむことを忘れてはいけない。
周りや世間の需要と自分のやりたい!と逸る気持ちを帳尻合わせながらそんな形を、自己を実現させていく。
これはブログという自分のエゴを振りかざしていいエリアだから言えることではあるが、
いつになっても僕はテキトーに遊んでいたいし、そんなことを同じように考えている仲間を集めて、子供のときにはできなかったことを子供のような心ではしゃぎ合いたい。
ゆるっと、それでいてしなやかに、自分や世間や地球空間を探求し続ける。
そんなことをテレビの画面越しに教えてくれたさまぁ〜ずのお二人の背中を今度はYouTube?で見続けてこれからも邁進していこうと気を引き締めた。そんな話。
(こんなのが初投稿でいいのか... まあいいか)
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