新谷康二郎koucrispy

ドラマー。 Funk-A-Diddle Funk Raisers その他さまざまな現…

新谷康二郎koucrispy

ドラマー。 Funk-A-Diddle Funk Raisers その他さまざまな現場でドラムを叩く。 講師業も。

最近の記事

ドラムレッスン、変わりました

この4月からドラムレッスンの形態を一新しました。 これまでは自宅にメッシュヘッドにトリガーをつけたドラムセットを 使ってレッスンを行っていました。 ですが、これからはスタジオでアコースティックのドラムセットを 2台並べてレッスンができます。 スタジオレッスンは時折やっていましたが、 ドラムセットは1台しかない状態でした。 ですので見本を見せる場合は「ちょっと交代して」と言うしかない 状態でした。 ですが、ツインドラムならば生徒さんは自分のセットから 動くことなく見本を

    • 7/29(土)ダブルストローク集中講座やります

      前回も行いましたが、今月もダブルストローク集中講座を開催します。 YouTube等でも何度か取り上げていますが、 ルーディメンツの習得に当たって、ダブルストロークはかなり重要だとかんがえておりまして、パラディドル、フラム、ドラッグなどもダブルの精度をあげることで習得が容易になると思っています。 ダブルストロークを 「ダブルストローク(オープン)ロール」として使う場合と その他のルーディメンツやドラムセットにパターンとして使う際のバリエーションとして使う場合 に分けて習得し

      • セミナーやりました。

        ダブルストローク集中講座。 6月17日土曜日に明大前のスタジオでセミナーを開催しました。 多くのドラマーさんたちにご参加いただき、ありがとうございました。 ダブルストロークはわかってしまえば結構簡単に感じるのですが、 なかなかその「わかる」に至らないことも多々あるのと、 動画で説明したりするときにどうしても誤解が生じやすく、 そのために習得までに遠回りしてしまう人も多いのではと危惧していました。 また、ルーディメンツを練習するのに、ダブルストロークを上手くコントロールで

        • セットドラマーのためのルーディメンツ攻略

          驚きのルーディメンツ攻略メソッド もう10年以上前になりますが、 ジャズドラマーとして活躍中の井上尚彦氏と知り合い、 氏のルーディメンツ論にいたく感銘を受けました。 氏の元へしばしばうかがい、お互いの練習方法や考え方を交換していたのですが、その中で特に僕に刺さったのは「モーフィング」というものでした。 始めは「フラム」を攻略するための氏の教え方でした。 普通フラムとは片方の手をローポジション、もう片方をハイポジションに構え、せーので落下させることでローポジションが総力

        ドラムレッスン、変わりました

          奇数割りを練習する理由

          最初はフレーズの引き出しを増やすためだった 僕は自分で「ドラマーとしてのフレーズセンスが圧倒的に欠けている」 と自覚していた。 学生のころ「ジャズ研究会」というサークルにいた。 ジャズを演奏していると「4バース」という、 4小節ごとにドラムがソロを演奏するという場面がよくある。 思い通りに叩けないだけではなく、 叩いたフレーズがカッコ悪いのがどうにもきつかった。 自分から絞り出せるフレーズはタカが知れている。 ではコピーするしかない。 多くのドラマーがそうするように

          奇数割りを練習する理由

          流れるように動くということ

          最初はぎくしゃくしてもしょうがない ドラムは両手両足を駆使してリズムを表現するので、 どうしても最初はぎくしゃくしてしまう。 多くの人が一番はじめに練習するいわゆる8ビートも 左足こそつかわないものの、 右手、左手、右足の組み合わせが上手くいかずに苦戦する人も 多いと思う。 はじめは手順をしっかり覚えなければいけないので どうしても固くなる。 8ビートならばこうだ。 1、右手+右足 2、右手 3、両手 4、右手 これをもう一度繰り返すと1小節の8ビートとなる。

          流れるように動くということ

          表現力の幅を広げるために必要な基礎とは

          避けてしまいがちだけどとても重要 基礎練習については以前少し書いた。 自分が「ここまではできて」「ここからができない」 ということをいかに知るかが上手くなるために必要。 そもそも「練習」とは「できないことをできるようにする」 または「できることをブラッシュアップ(磨きをかける)する」もの。 フレーズやパターンなど、簡単なもの難しいものでも 結局はここに集約されていて、ここができれば克服できるものが多い。 ただしあくまでテクニック的には、ということなので、 「できた」

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          表現力の幅を広げるために必要な基礎とは

          スティックコントロールの「キモ」

          カギとなるのは ドラムセットを叩く人、という前提でお話をしています。 セットドラマーは、ドラムセットに座ってスネアだけでなく いろんな打面を叩きます。 楽器間を移動するし、音符もさまざまに変化するし、 手順も変化します。 打面の張力(リバウンド感)も違うし、距離感も変わる。 いろいろな状況に自然に対応できる状態を作ることが スティックコントロールの練習の目指すところなのだろうと思います。 今日はそのうちの一つ いろいろな要素を一つの記事で書き切るのは大変なので、 今

          スティックコントロールの「キモ」

          グリップ(スティックの持ち方)

          なにがいいたいかよくわからないことを書いています グリップはなんでもいいか スティックは本来どういう持ち方だろうが 音は出せるし、スピードやパワーもコントロールできるものだと思っている。 昔は「人差し指と親指でつまんで、残りは添える」 みたいに言われていたと思う。 今だったらYouTubeなんかを見れば いろんな人がいろんな持ち方を紹介しているので 参考になると思う。 鷲掴みみたいに持っても演奏はできるし、 実際、Tribal Techのカーク・コビントンが来日して

          グリップ(スティックの持ち方)

          "Soul Vaccination" Drum Score

          1998年のライブバージョンの完コピ譜 Tower Of Powerは結成してから50年を超えるオークランドのファンクバンド。 そのドラマーであるDavid Garibaldiのプレイスタイルは僕にものすごい影響を与えました。 学生時代からなんとなく聴いてはいたものの、パターンの一部をコピーしていた程度でした。 あるご縁から、David Garibaldiにかつて教わっていたドラマーにお世話になることになり、Garibaldiの練習方法を細かく教わったのが僕のターニングポ

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          "Soul Vaccination" Drum Score

          ドラムが上手くなるための行動

          先日の記事、お読みいただけましたか 先日、こんな記事を書きました。 ドラマーにとって、一番しっかり押さえておきたい部分についての記事です。 ご自身を振り返って、「ああ、こういうとこいい加減だなあ」と 思うことはありませんか? なんか曲のコピーばっかりやっていて、 なんとなくなぞれるようにはなったけど、 あんまり説得力も迫力もないし、なんかバラバラな感じするなあ、とか。 セッションに行ってほしい セッションに行ってほしいと思います。 「ネタがない」「何やっていいかわ

          ドラムが上手くなるための行動

          練習する暇がない人へ

          仕事が忙しい レッスンをしていると、「仕事が忙しく、課題をこなす時間がありませんでした」と言われることが多いです。 たしかに日々のお仕事に追われて、スティックを持つ時間が取れないということはあると思います。 しかし、「練習」というのをそんなに仰々しいものと捉えなくてもよいのではないでしょうか。 練習の目的は なんのために練習するのでしょう。 言うまでもなく「うまくなるため」です。 上手くなることが目的であれば、話は早い。 どんなに忙しくても、ご飯は食べるし、トイレ

          練習する暇がない人へ

          Steve Gadd Crazy Army (Live at PAS)

          Steve Gadd がLive at PASで演奏した Crazy Armyのソロを採譜しました。 こちらの動画をフルで採譜したものです。 手順も表記しています。 これはビデオテープとして発売された Live At PASという Steve Gaddのドラムクリニックの収録の一部です。 Gaddがコーテッドヘッドを使い始めたころですね。 はじめは手書きで採譜したのですが、 綺麗に8小節ずつ進行し、 Gadd節を絡めながらもダイナミクス豊かに 歌っていくソロに感動しな

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          Steve Gadd Crazy Army (Live at PAS)

          ドラマーにとって大事なこと

          基礎力、これに尽きる 基礎力として大事なのは以下の3つ。 「同時」と「交互」が綺麗に叩き分けられる たとえば、 シンバルとキック ハイハットとキック ハイハットとスネア これらを綺麗に同時に叩けるか。 あるいは 左右の手を交互に 右手とキックを交互に 左手とキックを交互に …それで綺麗に音符を並べられるか。 またこういった「同時」と「交互」が 組み合わされても大丈夫か。 1つのパターンを安定して叩き続けられる いわゆる8ビートでOKなので、 1つ目の「同時」や「

          ドラマーにとって大事なこと