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学習評価について

今年度より新学習指導要領が実施。前倒しとなったGIGAスクール構想。それにより導入された一人一台端末。。いろいろな要因が絡み授業のスタイルを再考して授業実践を積み上げています。取り組んできていることは
・教材のDX化
・GoogleWorkspaceの活用
・ロイロノートの活用
・反転授業 
などなど。指導と評価は一体ですので、指導が変われば評価も変わる。
より良い評価をするためにはどうすればいいのか?考えを書き起こしていきたいと思います。
学校教育目標と勤務校の課題はそれぞれですので、研究するべきポイントは以下の5つでしょうか。

①なぜ評価するのか
②何を評価するのか
③誰が評価するのか
④いつ評価するのか
⑤どのような場面・資料で評価するのか
今回は ④いつ評価するのか についてフォーカスを当ててみたいと思います。

こまめに評価をすることで目標に近づけることができるでしょう。ということは短いスパンで多い頻度でする方が好ましいです。ではどれだけの頻度で評価をするのが好ましいのか?評価は授業内か授業外で行います。

授業内で行う場合、授業は1時間あたり45~50分ですから、授業形態にもよりますが毎時間全員は厳しそうです。そこで授業内でやったプリント等を回収し、授業外でチェックする方法もあります。

授業外で行う場合、評価に充てる時間はどれだけあるのか考えてみましょう。
週の勤務時間は、大体週40時間です。
授業時間は、今年度の私の場合ですと週22時間。(小学校の先生なら29時間でしょうか)
朝、昼、帰りの学級指導は、大体週5時間。
休憩は、大体週5時間あてられています。(あってないようなものですが)
そうすると残りの時間は、6時間(!?)~13時間となります(修正)
この時間が授業準備や評価に充てることができる時間といえます。
しかしここにさらに、生徒対応や分掌、会議、部活が入ってきます。
このように考えると勤務時間内に充てられる授業の準備や評価時間は最大でも週1時間が妥当かと。1クラスを評価するのに30分はかかります。(ものによりますが)
そう考えると、授業外で評価をする場合、1教科1クラスへの週1のフィードバックは厳しいようです。(月1か単元ごとかでしょうか。。)
形成的評価をするには授業の生徒活動時間を増やし、授業内で見ていく必要がありそうですね。

教師のみで細かいPDCAサイクルを回す評価にはどうにも無理があるようです。そこで③誰が、⑤どのような資料や場面で評価をするのかがポイントになってきそうですね。次回はそこにフォーカスを当てていきたいと思います。

こうやって改めて考えてみると、教職員の勤務時間体系には無理があると感じます。定時退勤をしつつ、仕事をできる限り残さないようするならばスキマ時間を最大限有効活用することが大事であると思いました。

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