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【今!聴いておきたい名盤⑥:黒夢”CORKSCREW"】

毎年この時期になると、清春さんのバースデイライブの告知を目にすることになるので、年齢を調べてみたら、来月で54歳かと月日の流れる早さに驚きを隠せないな~と

’’GLAY’’や’’ラルクアンシエル’’や’’LUNA SEA’’など名だたるバンドが台頭していた90年代中期。これらバンドのライブは、アリーナやドームと大型施設が中心で、年間30~40本程の本数をこなすのに対して、倍以上をライブハウス中心に行ていたのが黒夢

他とは一線を画し、バンドではなく、2人組(デビュー時は3人)というところが魅力であり、その構成も、ボーカルとベースと唯一無二

デビュー時のビジュアル系から変容していき、当時のファッションの先端を走り、若かりし頃の私に、非常に影響を与えてくれました

”Spray”の歌詞にも出てくる、【白いラバーソール】を買ったり、人時さんの影響で、【BASS】を友達がやっていた音楽教室に習いに行ったり。(汗)勿論LIVEも沢山参戦しました

ビジュアルの変化と共に、音楽面でもアルバム毎に、攻撃性を増していき、無期限活動休止前の最後のオリジナルアルバムが、この”CORKSCREW”でした

”autism"や'"カマキリ''や"Sick‘’など初期の頃から、その片鱗を見せていましたが、『前作が女性向け、だから男向け』と言われ出したアルバム”FAKE STAR''から”DRUG TREATMENT"ときた流れが、ここに完結しました

1曲目から6曲目の大ヒットを記録したシングルでもある”少年”まで曲間がなくアップテンポの曲が、これでもかと攻めてきます。今までは、ギターの音が、ここまで全面に出てきたことが無いのに、かなり前に出てきてるのもポイントで、人時さんのBASSも、それに負けじと、バリバリ響かせているのが最高です

ただ解散後だったかの”人時”さんのインタビューでは、『MIXが酷かった』と言われてており、納得いっていない様子でした

それもそのはずで、このアルバムの頃は2人の仲は最悪のものになっており、その状態で作ったから、こその名盤か!

後半も、まさかの<<スカ>>にフューチャーした曲など前半の香りは残しつつもバラエティー豊かな曲が続きます。”少年”と共に、代名詞的なシングル”マリア”も配されていますが、アルバムMIXで何とかアルバムに合うように、ドラム缶?的な音を入れて体裁をとっています

必聴です!

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