コウブン

蓮城院というお寺の副住職。 主に坐禅をしたり、ハスや野菜を育てたり。 最近は音声配信、…

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蓮城院というお寺の副住職。 主に坐禅をしたり、ハスや野菜を育てたり。 最近は音声配信、AIマンガにもチャレンジしています。 ちなみに蓮城院には 二宮金次郎(尊徳)のお墓があります。 毎月第1月曜日、第1土曜日に坐禅会があります。

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    お寺の行持をコウブン和尚的解釈でお話します。

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    仏教語・禅語のコウブン和尚的解釈をつづったお話です。

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転職活動に必要なこと

1. はじめに:お悩み相談回こんにちは、蓮城院副住職のコウブンです。本日は、職場の人間関係シリーズとしてお悩み相談回です。ハスノハというサイトに寄せられた相談に答えていく形式で進めていきます。 2. 契約更新打ち切りの分析まず、契約更新打ち切りについて考えてみましょう。これは残念ながら、会社側があなたを必要としないと判断したということになります。ここで大切なのは、なぜそうなったのかを冷静に分析することです。仕事のスキルや人間関係など、自分に改善の余地がないか考えてみましょ

    • 🏍️ エンジン音と読経が響き合う!?バイク好き僧侶の人生旅路

      1. はじめにこんにちは、蓮城院副住職のコウブンです。普段はお坊さんとしての一面をお見せすることが多いのですが、今回は少し趣向を変えて、私の意外な一面についてお話しさせていただきます。 2. デジタルの世界に魅せられて私の心は、実はハイテクな機械に魅了されています。最新のAI技術や、無限の可能性を秘めたパソコンの世界に心躍らせる日々。特にプログラミングには強い興味があり、コードを書くときの緊張感と達成感がたまらないのです。 仕事では、エクセルやパワーポイントなどのオフィ

      • 時間を無駄にしない方法 〜お坊さんが教える人生を豊かにする3つの秘訣〜

        1. はじめに:なぜ時間を大切にすべきかこんにちは、蓮城院副住職のコウブンです。本日は「時間を無駄にしない方法」というテーマでお話しします。 このテーマを選んだきっかけは、私が所属する曹洞宗の「参同契」というお経にあります。この「参同契」は修行僧が修行する上での心得を示したもので、一般の方々が法事などで聞く機会は少ないかもしれません。 その中に「光陰虚しく度ることなかれ」という言葉があります。これは「人生は短いので、しっかりと修行して、やるべきことをきちんとやりなさい」

        • 🌟 マネから始まる成長の道:禅に学ぶ人生の知恵

          1. はじめに:マネの真の意味マネという言葉を聞くと、ネガティブなイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし、私たちの学びの多くは、誰かのマネをすることから始まるのです。このマネの本質と重要性について、一緒に考えていきましょう。 2. 赤ちゃんに学ぶマネの本質赤ちゃんの言葉の習得過程は、マネの重要性を如実に示しています。お母さんやお父さんの話し方をマネすることで、少しずつ言葉を覚えていきます。周りの人々をよく観察し、真似てみて、徐々に自分のものにしていく—これこそがマネ

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        記事

          悪いことばかり実現する?仏教の教えで人生の見方を変える

          1. はじめに:悪いことばかりが起こる感覚「なぜ私ばかり...」「悪いことばかり起こる」 そんな思いを抱いたことはありませんか? この感覚は、多くの人が経験する普遍的な悩みです。でも、なぜこのように感じてしまうのでしょうか?そして、どうすればこの状況から抜け出せるのでしょうか? 仏教の教えを踏まえながら、一緒に考えていきましょう。 2. 心の仕組み:なぜ悪いことに目が行くのか実は、私たちの心には「カラーバス効果」や「確証バイアス」といった仕組みがあります。これらは、自分

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          Claude 3.5との対話:AIが開く古典の世界

          🧘‍♂️💡 AI革命の衝撃!「普勧坐禅儀」が現代語に大変身こんにちは、コウブンです。今日は、最近体験した驚きの出来事をお話しします。禅の世界と最新技術が出会った、そんな不思議な体験です。準備はいいですか?では、始めましょう! プロローグ:「普勧坐禅儀」との格闘「むむむ...」 道元禅師の「普勧坐禅儀」を前に、また眉をひそめてしまいました。坐禅の基本を説いたこの重要な文献、何度読んでも難しい。大切さは分かるのに、どうして現代の私たちにこんなに伝わりにくいんだろう? そんな

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          供養の本質:生者と死者が共に救われる道

          1. はじめに:寺で育った少年の疑問幼少期、私は蓮城院というお寺で生まれ育ちました。週末になると本堂からお経の声が聞こえてくる、そんな環境の中で過ごしていました。小さい頃、本堂の様子を覗き見たときに、供養の光景に不思議さを感じたことを今でも鮮明に覚えています。 本堂には故人の写真が飾られ、その前には花や穀物が供えられていました。そして、参拝者たちがその写真に向かって手を合わせ、焼香する姿。そこには誰もいないのに、まるで目の前に人がいるかのように振る舞う大人たちの行動が、

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          蓮城院夏休み特別企画:寺院アートギャラリー&ワークショップ

          はじめに蓮城院では、この夏の特別企画として「寺院アートギャラリー&ワークショップ」を開催予定です。8月中旬頃に予定しているこのユニークな企画は、地元の若手アーティストによる仏教をテーマにした作品展示と、子ども向けの創造的なワークショップを組み合わせた、文化と精神性が融合するイベントとなります。 イベント概要このイベントは、寺院を芸術と仏教の融合空間に変える試みです。主な内容は以下の通りです: アートギャラリー:本堂での作品展示 仏教体験:坐禅や法話など 子ども向けワ

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          お坊さんが教える先延ばし癖の改善法

          1. はじめに皆さん、こんにちは。本日は、お悩み相談に答える回をお届けします。まず、私が登録しているハスノハというサイトについて少しご紹介させていただきます。 ハスノハは、お坊さんがお悩み相談に答えるサイトです。人生の悩みがあって誰にも打ち明けられないようなお悩みをお持ちの方は、ぜひご利用いただければと思います。 2. 20代女性からの相談内容今回の相談者は20代の女性の方で、「先延ばし癖が嫌になります」という悩みを抱えています。 相談内容: 期限がまだ先のものや、

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          仏教の基本①「諸行無常」

          はじめに:「お前も死ぬぞ」という衝撃的な言葉皆さん、こんにちは。今日は、人間関係で悩んでいる方々に向けて、仏教の重要な概念「諸行無常」についてお話しします。きっかけは、あるお寺の掲示板に書かれていた「お前も死ぬぞ」という衝撃的な言葉です。 この言葉を目にした時、多くの人はハッとするのではないでしょうか。普段の忙しい日常生活の中で、私たちは自分や周りの人の命の有限性を忘れがちです。しかし、この言葉は私たちに重要な気づきを与えてくれます。 「諸行無常」とは?「諸行無常」とは、

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          こちらの椿は「菊冬至」。11月〜4月に咲くそうです。花言葉は「気取らない優美さ」。

          こちらの椿は「菊冬至」。11月〜4月に咲くそうです。花言葉は「気取らない優美さ」。

          当山の椿が満開です。この花が咲くと春彼岸の季節を実感します。どうやら品種は「紅乙女」のようです。花言葉は「控えめな素晴らしさ」「気取らない優美さ」「気高い理性」「謙虚な美徳」。梅もそうですが、春の花は上品なイメージなんですね。

          当山の椿が満開です。この花が咲くと春彼岸の季節を実感します。どうやら品種は「紅乙女」のようです。花言葉は「控えめな素晴らしさ」「気取らない優美さ」「気高い理性」「謙虚な美徳」。梅もそうですが、春の花は上品なイメージなんですね。

          白梅の花言葉は「気品」。 凛として上品な花姿にぴったりですね。 ちなみに、梅をかたどった紋章(家紋)は100種類を超えるとのこと。 古来から愛されている花なんですね。

          白梅の花言葉は「気品」。 凛として上品な花姿にぴったりですね。 ちなみに、梅をかたどった紋章(家紋)は100種類を超えるとのこと。 古来から愛されている花なんですね。

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          当山の白梅満開になりました!

          当山の白梅満開になりました!

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          我が寺の紅梅が満開です。花言葉は「あでやかさ」。 他にも「上品」「高潔」「忍耐」「忠実」だそうです。 きっと寒い季節に咲くからでしょう。私も見習おうと思いました。

          我が寺の紅梅が満開です。花言葉は「あでやかさ」。 他にも「上品」「高潔」「忍耐」「忠実」だそうです。 きっと寒い季節に咲くからでしょう。私も見習おうと思いました。

          2月15日はお釈迦様が亡くなった日。

          曹洞宗において、2月15日はお釈迦様がお亡くなりになった日にちで「涅槃会」(ねはんえ)と呼びます。 ●亡くなることがなぜ涅槃(ねはん)なのか?そもそも涅槃とはなんでしょうか。 涅槃(ねはん)、ニルヴァーナ(サンスクリット語: निर्वाण、nirvāṇa)、ニッバーナ(パーリ語: निब्बान、nibbāna)とは、一般にヒンドゥー教、ジャイナ教、仏教における概念であり、繰り返す再生の輪廻から解放された状態のこと。インド発祥の宗教においては、涅槃は解脱(モークシャ,m

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