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お雛様は、「お守り」?!

あらためまして工房MOMO矢作(やさく)です。四代目Hina DOLL BROTERSみたいな格好いいペンネームが欲しいと思うこの頃です。

お雛様を何で飾るの?と思ったことはありませんか。

お雛様を飾る一つの理由には、「お守り」のような機能があると私自身はそう考えています。

雛人形は、そもそも平安時代に紙などで作った人形(ひとがた)を川や水に流し、穢れを払ったというのが、起源だと聞いています。今でこそ、病気などの原因がウイルスや細菌だとわかってきましたが、そのことを知らない人たちにとって、目に見えないものほど恐ろしかったに違いありません。だから、余計に厄や穢れを払うことは大切だったのでしょう。今でも目に見えないウイルスは怖いですけれどね…。

それが脈々と続いているのか、復活させたかはよくわかりませんが、形を変えて今も私の地元、人形の町といわれる埼玉県さいたま市岩槻区では、「流しびな」が行われています。

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お雛様を入れた桟俵に願いを紙に書き込んで池に流します。後に回収することも考えて、池に流しています。今は、穢れを払うよりかは、願いを込めてというように少し形が変わってきました。

私は、雛人形にも同じことが言えるのではないかと思います。

年に一度でも雛人形を飾るときにお子さんが実際に手に触れて、まだ小さい時には、親御さんが手を携えて飾ってもらいたいと思います。実際に触れることでお子さんの厄や穢れを雛人形に肩代わりしてもらうような意味があるからです。病気をしないで健やかに育って欲しいと願うことを雛人形に託しているのでしょう。

だからこそ、お雛様が一定程度の役割が終わって、処分(?)(この表現が最適かわかりません。)しようとされるときには、人形供養とかに出されることが多いのではありませんか。これは、神社のお守りを返納するのと同様に思います。

これこそ、お雛様が「お守り」の証拠なのではないでしょうか。




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