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「雛人形の選び方」(お顔選びについて)

こんにちもも。工房MOMO代表の矢作(やさく)です。

いつかお坊さんの修行の禅問答のように言葉が、すっと出てくるように勉強、精進いたします。

雛人形と言えば、年末年始になるとTVのCMで、
『顔がいのちーのー、Y○○○○~♬』というフレーズを耳にします。
雛人形を選ぶ際には、お内裏様とお雛様のお顔は、大事な要素ですので、それについてお話しさせて頂きたいと思います。

私たちが販売している雛人形は、分業制によって製造されています。各パーツ(部品)ごとに専門の職人さんがいて、お顔は頭職人、胴体は人形職人、持ち道具は小道具職人といったように各職人さんに仕事をしてもらって、組み上げていきます (アセンブルするというイメージです)。
そこで、大事なお顔の頭職人さんのことですが、作っているお顔には大きく分けて2通りの仕事の仕方をしています。
弊社の画像のようにオリジナルのお顔を製作してもらう。
これは、弊社のみ、若しくは気の合う商売仲間で販売することを前提にしています。
もう一つは、それだけでは一年間仕事が回らないかもしれませんので、ある程度汎用性のあるお顔を製作して、展示会とは言いませんが、多くの人形師さんや販売店に見てもらって買ってもらう。

弊社では、両方のスタイルをうちのお抱えの人形師が作る胴体にあわせて、仕事をおお願いしています。
したがって、完全にうちでしか製造販売していない雛人形も作っています。こだわりの雛人形は、考えられたバランスで作っていたりするんです。

お顔を選ぶ際に、こんなことも売り場で問合せしてみるのも面白いですよ。

話戻りますが、お顔を選ぶ際のポイントは、いい加減なことを言いますが、ずばり「好み」です。正直に申し上げて、素材や職人さんの技術の高さは、今では当たりまえだと思います。それを踏まえて、「好み」と申し上げたのは、ひなまつりの期間、毎日のようにご覧になるのですから、愛らしさに慣れてくるのは大切なことです。反対に飽きてくるようでは、愛おしくなりませんよね。
ここを見れば、職人さんの腕の良しあしがわかります的なことを申しあげられれば、いいのですが、お顔と言っても丸め、すっきり細面、色々なお顔を取り揃えているのが、専門店なので、ぜひこれをご参考にされてみて、お店に足を運ばれてみてはいかがですか。

https://www.koubou-momo.com


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