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「雛人形の選び方」(雛人形の数)

こんにちもも。工房MOMO代表の矢作(やさく)です。

いつかお坊さんの修行の禅問答のように言葉が、すっと出てくるように勉強、精進いたします。

さて、ひなまつりには雛人形を飾られると思いますが、雛人形を購入される際に大事な「雛人形の選び方」について今回から何度かに分けて、お話ししたいと思います。

今回は、あまり興味がわかないかもしれませんが、雛人形の数について、お話ししたいと思います。かなり、歴史的な話よりも私の父や周囲の職人さん、業界関係者の伝聞の要素が多いので、ご了承ください。

みなさん、雛人形というと「七段飾り」とか「八段飾り」を思い浮かべる方が、多いかと思います。これは、比較的、歴史が浅いもので、多くはベビーブームのころ大量生産され、販売されたものと思われます。だからこそ、人々の目に多くふれ、雛人形というと「段飾り」というイメージがあるのでしょう。
私は、出来れば、飾ることが許されるお部屋の広さと経済的な問題が、クリアーされるのであれば、「段飾り」をお薦めします。やはり、なんといっても豪華です。しかしながら、四畳半のお部屋に飾ることは、無理がありますね。

昔は、雛人形は、「お内裏様とお雛様」の一対から始まったといわれてきました。そこから下の段は、年を重ねる毎に増やしたりする方が、いらっしゃったと聞きました。それなので、微妙に大きさがばらついたりもしていたのでしょう。これは、職人さんから聞いた話ですが、仕丁から上の段にいくにしたがって、随臣、五人囃子、三人官女となりますが、どんどん雛人形を製作するにあたり技術の要素が段々と含まれていき、三人官女迄できるような技術を持つと「お内裏様とお雛様」を製作するレベルに至るなんて聞いたことがあります。

最近、私は原点にたち返って、「お内裏様とお雛様」の親王二人飾りなんかをお薦めしています。なぜならば、折角飾った雛人形を一日に何度も見られるリビングやそれに近いところに飾ってほしいと思うようになったからです。私の家は、基本的には、余っている部屋なんてなく、お客様をお迎えできるのは、リビングダイニングくらいしかありません。もう娘は、成人しましたので、一つの役割は終えたかなと思いますが、季節が来れば飾りたいと思いますし、娘も飾ってほしいようです。

クリスマスのお飾りは、リビングなんかのみなさんが集まるところに飾るのと同様に雛人形のお飾りもぜひ、みなさんの集まるところにお願いできたらなと最近、特に思います。

コンパクトな雛人形、シンプルな雛人形、色々とありますが、季節の風物詩とお子様の健やかな成長を願って、雛人形を飾って下さいね。

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