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新しい経営指針や指標がどうできたのか。
病児保育のノーベルから、子育てと仕事の両立を総合的にサポートする団体にシフトチェンジするってどういうこと?
要は病児保育以外のサービスも始めるんでしょ?って思われるんですが
まぁ、それも事実ではありますが、手段(事業)よりも、実現に向けて経営方針がどうできていったかというお話をします。
①VISIONに向き合う
事業ドメイン(領域)をシフトさせるために、まず最初にやったことは、「子どもを産んでも当たり前に働ける社会」ってどういうこと?を再度問うたこと。納得して働く・納得して預ける・心身共に余白を持つ。この3つがあると理想の両立になる。というもの。
②親御さんを知る
次にしたことが分析。まずは定量分析。これは何かっていうと全ては書けないけど、過去10年の利用者の傾向を様々な観点から分析した。このデータから見えてきたことがあって、私たちは親御さんの両立の何をサポートしていたのかってことが改めて言語化されたことはとても大きかった。
次に、定性分析として利用者さんにインタビューを実施。これからの両立に必要なこと、求められていることがわかった。
③重要指標を決める
VISIONに向き合い、その言語化をし、過去のデータを分析し、利用者にインタビューをした。親御さんの両立実現に向けてコトバとしては重要なキーワードがでてきたけど、事業を実施していくにあたり、数字に落とし込まなくては。ということで、私たちにとって一番重要な指標(KPI)は何?となった。そこででてきたのがLTV(ライフタイムバリュー)。
これは、顧客生涯価値という意味「顧客がそのサービスを使い続ける上で、サービスに投下する金額の総額」のことを指す。
これをノーベルに置き換えると、今までの重要指標は何人の親御さんをサポートしたのか、入会者数を最重要指標としていた。そのため入会してもらうためのマーケティングに力を入れていたが、今後はどれだけ長きにわたって親御さんの両立をサポートできるかの「期間」を最重要指標にし、LTVを伸ばし、ビジネスモデルとしても持続可能にしようというもの。
この指標ができたときは、VISIONとビジネスの両立ができた!と思った瞬間でもあった。
重要指標ができると、とても良い議論ができる。
指標と自社の強みを掛け合わせて、中長期で計画も描けるようになったし、スタッフたちと議論するにしても迷ったときも戻ってこれるようになった。
文字にして書くと、簡単に見えるけど、ここまでくるのに半年はかかった。
ようやく今事業のつくりこみをするフェーズに入った。
ほんと毎日学びがいっぱいで楽しい。
さあ、ここからだね。
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