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【保育フォト】何すれば いいかしら?

卒園式を 三日後に控えた月曜日。
「今日の予定は決まっていないので、みなさんで決めてください」という
日直の一言から、5歳児クラスの朝の会がスタート。
全てが 子どもたちだけで進行されます。
 
すぐに「今週の個人目標の発表」「卒園式の練習」と声があがります。
「それだけで いいですか」との司会の確認に、24名全員が声をそろえ、 「はい!」と。
なんとも ステキ
 
個人目標で「卒園式 成功させたい」と言ったのは 一人だけ。
あとは「給食を 4までに食べたい」とか、
「お別れ会で歌う曲 上手くなりたい」とか、
縄跳びやホッピングを「〇〇回連続で跳びたい」といった目標ばかり。
 
三日後には 本当に卒園式本番なの と言いたくなるほど。
準備万端ということなのでしょう。余裕すら感じられます。

個人目標の発表は、なんの打ち合わせも 事前準備もしていないのに、
各自が次々と前に出てきてきて、途切れることなく発表。
その姿は、何度見ても 毎回 鳥肌もの。
 
卒園式の練習は、子どもたちの発案で、いつもの瞑想タイムの後に、
5歳児クラスの思い出』をその場で言うことに。すると
「なんだか 4歳児の時のこと 思い出しちゃった…」
3歳児クラスの時のことも…」と、の~んびり 思い出に浸る子どもたち。
えぇ~、卒園式の練習は これだけでいいの?!
 
「この後 50分あります、何しますか」と
再び、日直の仕切りで 話し合い開始。
結果、室内での自由あそびと テラスでの組体操をすることに。
担任二人の立ち位置も指定されたうえ、
「あっ でもね 、組体操の先生は私たちだから」と笛を奪われ、
CDデッキを持ち出し、音楽も自分たちで。
 
「何すれば いいかしら」と二人の担任が、口をそろえて尋ねると、
「あぁ… 見守っていてくれればいいの」と あっさり一言。
ついに 午前中の活動、丸ごと のっとられた!!

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