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【保育フォト】羽根つき


23人で交代しながら、羽根つきに興じる 3歳児クラスの子どもたち。
とはいえ、羽根はブランコの枠から 吊り下げた形。
それでも案外に難しい。けれども 何度もトライしているうちに、
少しずつコツをつかみ、上手につけるように。

すると 予期せぬ事態が。
羽根を強くつくと 一回転して、ブランコの枠に巻きついていく。
その度に紐は短くなり、ついには
子どもたちの手が、届かない高さになってしまったのだ。
 
そんな事態を 自分たちで解決しようと、思案する子どもたち。
そうだ と「僕が馬になるから、誰か乗って」と四つ這いになる子が。
そこで、一人の子がその背にまたがるものの、「届かないよ~」と。
すると馬になった子が、「そうじゃない、足で乗るんだよ」と
背中の上に立つように指示。
しかし、グラついて立つことができず。その姿を見て、
「彼の上に私が乗って、私の上にあなたが乗るのは どう」との提案が。
さっそく試してみるが、重くてつぶれてしまう。
友だちを抱き上げてみるものの、届くはずがない。
 
そんなおり、 担任が一言。「道具を使うのは どう」と。
ヒントを与えるだけで、3人とも“取ってあげる”なんてことはしない担任。
そんなことをしたら、考え・工夫する機会も、
協力する機会も奪ってしまうことになるから。
羽根が取れなかったら、他のあそびをすれば いいとばかりに。
 
「そうか」と 柄の長いスコップを持ってくる子が。それでも届かない。
椅子を持ってきたけれども、やっぱり届かない。
一つじゃ無理なばらと 何個も積み重ねていくと…、ん いけそう!?
その様子をみて、
「私が取ってあげる」と “おいしいとこ取り”を目論む子が出現。
もちろん、「ダメ」と お断りされた。
無事、羽根をとることができ 問題は解決。
子どもたちのやりとりに 笑いをこらえきれない担任。同時に感心もしきり。
 
みんながいなくなったあと、“おいしいとこ取り”をし損ねた子は、わざわざ 羽根をブランコの枠に絡ませ、椅子を重ねて羽根を取って、したり顔。
やっぱりねぇ~。やると思ってた

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