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【保育フォト】天使じゃ ありません


ブランコにはまっている 3歳児クラスの子どもたち数名。
園庭に出るとすぐに、「ブランコやりたい」と 23名中の 6が人集まります。
 
一番に乗った子は、ひとしきり楽しむと交代してくれました。
でも 二番目に乗った子は、次に順番を待っている友だちを確認したうえで、
ちゃんは いつも ずっと乗っているから、今日は私が ずっと乗るんだ」と宣言し、一向に代わってはくれません。
 
みんなに文句を言われても 涼しい顔。
それどころか、ニコニコして 優越感に浸っている様子。
ちゃんが文句を言おうものなら、
「だって いつも ずーっとのってるでしょ」と言い返します。
 
そう言われると 身に覚えがあるため、
「そうだけど…」と口をすぼむしかありません。
結局 誰にも代らず、そのまま入室の時間に。
みんなに文句を言われ続けられるものの、“してやったり”の表情。
 
口を出すことなく、見守り続ける 3人の担任。
でもね、いっぺんに 5人もの敵を作ってしまいましたから、
“しっぺ返し”は 覚悟しないとね。
 
翌日、同じように交代することなく、時間ブランコに乗り続ける 子が。
「なんで 代わってくれないの」と問われると、
「だって、髪を結んでないから」と。
昨日、髪を短く切られすぎたことを 気に病んでいる友だちに対する、
えげつな~い攻撃を耳にし、思わず
「髪を結んでいる子も、代わってもらえていないよね」と加勢した担任。
 
その一言によって、独り占めし続ける子の印象が 悪化したような
 
もはや “独り占めすること”が目的となっている子が ちらほら。
それでも、友だちを傷つけるような言動以外は 見守る担任。
もう 2か月以上、そんな攻防が続いているのですが。

自分勝手の “しっぺ返し”を経験しなければ、
“交代・順番こ”の醍醐味は、味わえるように ならないみたいですから。

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