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【保育フォト】本当に やる?


「運動会で何をする」と問いかける 4歳児クラスの担任二人。
24人の子どもたちからは、思惑どおり「竹ダンスと 戸板登り」との声が。
その気になってもらうために、普段のあそびとして
春から楽しんできましたから。

竹ダンスは バンブーダンスのように、♪なか・そと・そと… とステップを。
戸板登りは二種類。
横に立てて塀のようにし、よじ登って越えるスタイルと、
庭の小屋の屋根に立てかけて、駆け上って越えるスタイル。
 
翌日、「本当に 運動会でやる」と問う担任。
「当たり前でしょ」という表情で うなづく子どもたち。
大勢いる 恥ずかしがり屋の子どもたちも、全員が「やる」と意思表示。
でも 苦手に感じ、あまり取り組んでこなかった子たちもいるので、
「運動会でやるなら 全員成功させよう」と はっぱをかける担任。
なんと巧みな 脅し文句。
 
すぐさま よじ登りの練習を始める子どもたち。
得意な子に手本を見せてもらうと、足の運びに注目した子が
「イチ ニって上がってる」と。
以後、苦手な子への声援が「イチ ニ」に。
その声援で コツがつかめた子も。
 
できない子は いなくなったものの、時間がかかりすぎ。
そこで再び はっぱをかける担任。
「本当に 二つともやる」と。「もちろん」と子どもたち。
「ならば一種類 5分で」と制限時間を設定。
根拠は 去年の年中組さんのタイム。いざ挑戦!!
 
一回目は 751秒。
「これじゃぁ 駆け上りはできないね」と伝えて二回目。

なんと 354秒。見違えるほどの キビキビした動き。
気をよくして 三回目の挑戦。331秒と さらに記録更新!!
嬉しさのあまり、「もう一回」と子どもたち。
でも、タイムを競うことが目的ではないため、
体力と集中力を考えて、今日は おしまいにする担任。
 
できた できる でおしまいにすることで、
“もっと 楽しみたい”に繋げたいから。

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