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【保育フォト】やっちまった があそびに

春、園庭で好きなあそびを楽しむ 2歳児クラスの子どもたち。
23人の子どもたちを見守る  5人の担任。
門の傍であそんでいた一人が、うっかりカップを門の外に落としてしまうと他の子たちが わらわらと門の前に集まってきます。
そして 門の外のカップを見やりながら、「センセー取ってよ」と。
 
頼まれたので、門の柵の間から腕を伸ばし「どうしよう~ 届かないよ~」と一生懸命に取る素振りを演じる 一人の担任。

すると子どもたちも、同じように柵の間から腕を伸ばすものの、
届くはずはありません。
 
門の鍵を開けて、取りに行くことは 簡単なのですが、
少々 悪戯心が働いた担任。どうするのかなぁ~ と見守ることに。
 
すると、一人の クラスの友だちが、「私が取る ちょっと待ってて」と砂場から スコップを持ってきました。
それを見て、他の子どもたちも 同じようにスコップを取りに。
そんななか、一人だけ小さなシャベルを持ってきた子も。
真っ先にスコップを取りに行った子が、スコップでカップをたぐり寄せようとする姿を見て、真似をする他の子どもたち。
 
カップに届きはするものの…
かえってカップは 遠ざかる結果に。
 
当然、短い短いシャベルでは まったく届かず。至極 真剣なんですけどね。
 
悪戦苦闘をくり返し、もはや無理 と判断した子から 戦線離脱。
そんな友だちからスコップを借りる シャベルを持ってきた子。
改めてトライするものの、「やっぱ無理」と退散してしまいます。
カップを落とした本人も諦めて いなくなった後で、こっそり回収する担任。
「やれやれ…」と思いながらも、なぜか ほほが緩みます。

誰も不便しないアクシデントは、大人が解決しない方がいいようです。
子どもたちの奮闘ぶりを 楽しめるかもしれませんから。
 
翌日、明らかにワザと 門の外にカップを転がす子が。ほ~らね。

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