見出し画像

【保育フォト】みつかっちゃった

1歳児クラスになって ひと月半。
0歳児クラスから 進級した子どもたち 9人も、新しい部屋や担任に少しずつ慣れてきた頃。
5人の担任が、4月から入ってきた子どもたち 10人を寝かしつけていると、おふざけモードにスイッチが入った子が。
 
担任が、新入園児に手をとられていることを察し、隣りに寝ている友だちの顔を覗き込み、無言で「あそんじゃわない」と、悪魔の誘い。
「私 眠いし…」と初めは応じなかったものの、誘った子は、おかまいなしに ままごとのチェーリングを持ってきて、布団の上であそび始めます。

「大丈夫だよ センセーたちはみんな、新しく入ってきた友だちのことで、手一杯だから」と。
さらなる 悪魔のささやきにつられ、ついに 一緒にあそび始めちゃいます。
二人が楽しんでいるところへ、担任が戻ってくると…

悪魔のささやきをした子は、すぐさま 寝たふり。
悪魔のささやきにのせられた子は、目も合わせられず。
「私、ヤダって言ったんだけど…」といったそぶり。
 
可笑しすぎて 注意できない担任。
「片づけて 寝ようか」と声をかけると、二人とも ササっと片づけて、
それぞれの布団で 横になるのでした。
 
‟だめでしょ”と言われることが分かっているのに、ついつい やってしまう、
いや、やらずにはいられない “お試し行動”。
“こんなことしたら、センセーは どうするのかな”と、
半ば見つかることを前提に。でも、見つからないことを願いつつ。
やらずには いられないのです。
 
だって、見つからずにすめば しめたもの。
たとえ見つかっちゃったとしても、それは、いつも自分のことを ちゃ~んと見ていてくれている証拠。
だから、どちらにしても… うふっ。

誰も傷つかない ‟おふざけ”は、咎めることなく大人も楽しんじゃいません

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?