見出し画像

【神社参拝記録】出雲大社の話

 縁結びで有名な神社と言えば、多くの人は『出雲大社』を挙げるのではないかと思う。私自身もいつか島根県に行けた時には参拝に行くと固く誓っていたのだが、まさかそれが仕事の出張で実現するとは思わなかった。
 出張万歳!!神様ありがとう!!!
 という訳で、参拝記録第三弾は八重垣神社と同日に足を運んだ、出雲大社の話を書いていきたいと思う。

【出雲大社とは】

御祭神:大国主大神(おくにぬしのおおかみ)

 出雲大社は、正式には「いずもおおやしろ」と読む。
 大国主大神はあの有名な「因幡の白兎」の神話にも登場される神様で、神話幾多の困難を越えて国土を開拓された国造りの神様でもある。その国土を天照大御神(あまてらすおおかみ)に譲った国譲り神話でも知られていて、出雲大社は国譲りの代償として造営されたのが起源なのだとか。
 また「だいこくさま」として広く知られて慕われている大国主大神は、縁結びの神様としても大変有名でもある。その際の縁結びは単に男女の縁だけでなく、人々を取り巻くあらゆるご縁を結ぶとされている。

 ちなみに10月にはこの出雲の地へ全国各地の神様が集まって来られ、そこで男女の縁を始めとして仕事の縁やお金の縁を決める「神議り(かみはかり)」という会議を行うそうである。このことから出雲市以外の地では旧暦の10月のことを「神無月」、出雲市のみ「神在月」と呼ぶというのだから、その影響力の大きさを実感できるのではないかと思う。

【出雲大社に至るまで】

 前回の八重垣神社からバスに乗り、一旦松江駅まで戻ってきた私は、どんなルートで行くか考えた結果「JR山陰本線で松江駅から出雲市駅まで行き、徒歩で電鉄出雲市駅まで歩いて一畑電車北松江線を使って出雲大社前駅まで行く」という方法で移動することにした。
 出雲市駅までは乗客は少なかったのだが、電鉄出雲市駅に着くと改札前で結構な人が並んでいて改札が開くのを今か今かと待っていた。

 そこからは一畑電車で移動した訳だが、その時の車両がとても面白かった。鮮やかなピンク色の車両は『ご縁電車しまねっこ号』というらしく、車内にも「ご縁あみだくじ」等いろいろな工夫があった。
 ちなみに私が乗ったのはしまねっこ号Ⅱだったようで、たまたま座った隣の席に堂々としまねっこのオブジェが鎮座していてとても面白かった。

画像1


【神門通り】

 しまねっこと共に電車に揺られて出雲大社前駅に到着し、外に出るとそこは出雲大社の『神門通り』の真っ只中であった。
 神門通りとは、宇迦橋の大鳥居から出雲大社の正門まで続く約700mの表参道のことで、この神門通りの両側には沢山のお店が建ち並んでいる。お土産屋は勿論のこと、甘味処やお食事処もさまざまである。販売されているお土産も縁結びにあやかったお洒落なものが多く、活気のある通りなのでゆっくり見て回るとあっという間に時間が過ぎること請け合いである。

 駅を出て左手の方面に『宇迦橋の大鳥居』、右手の方面に出雲大社が位置しているのだが、私は一旦大鳥居の方へと向かった。大鳥居まで向かう間に小雨に降られたりもしたが、近くで見ると圧巻の迫力があった。

画像2


 そこから改めて神門通りを出雲大社方面に向かって歩いていき、次に私が向かったのは『御朱印帳専門店しるべ』である。
 そのお店では何と150種類以上の御朱印帳を取り揃えているそうで、オリジナルデザインも豊富でサイズもさまざまな御朱印帳が店内に沢山並べられている。見ているだけでも楽しいこのお店に立ち寄ったのは、ずっと憧れていたこの地で御朱印帳を新調するためであった。
 さまざまな御朱印帳の中から私が選んだのは、『出雲』をテーマにした赤を貴重としたデザインのものだった。ウサギも描かれていてお洒落で大変気に入っていたのだが……後述する出来事により、持ち歩くのが憚られるようになってしまったのが本当に悔やまれる……。

【出雲大社】

 更に新門通りの先を進んでいると、道路を挟んで正面に『勢溜の大鳥居』が見えてくる。いよいよこの先が出雲大社の境内ということで、先に進む私も心躍る感覚に包まれていた。

画像3

 鳥居を潜り抜けた先は下り坂となっていて、右手には『浄の池』という場所がある。こちらもとても素敵な景観だったので写真を載せておく。

画像9

 その先に『松の参道の鳥居』があり、右手に広い神苑を望みながら真っ直ぐ進んでいくと、左手側にあるの手水舎に辿り着く。そこで手と口を清め、いよいよ『銅鳥居』の先にある拝殿・本殿へと向かう。

 鳥居を潜り抜けた先は、それまでとは違って厳かな雰囲気が漂っていた。

画像4

 こちらが拝殿である。出雲大社と言えば太い注連縄が有名だと思うが、写真の通り立派な注連縄だった。境内には沢山の人が居たのだが、この時は本当にたまたま誰も居ない瞬間を写真に収めることができた。
 ちなみに、皆様方は出雲大社の参拝の作法はご存知だろうか。出雲大社では一般的な神社とは違い、正式な参拝方法は「二礼四拍手一礼」である。その点を注意しなければ、と意気込んでいたのだが……とても残念なことに、私が見ていた限りでは約7割は「二礼二拍手一礼」だった。
 一度誰かが「二礼四拍手一礼」をすると一時的にその流れができたものの、すぐに一般的な方法に戻ってしまう感じだった。どうかこれを読んで下さっているあなたが出雲大社へ足を運ぶ際には、周りを気にせず「二礼四拍手一礼」で参拝をして頂ければと思う。

 続いて神楽殿へと向かうと、拝殿よりも更に大きく立派な注連縄を見ることができた。出雲大社の大注連縄としてはこちらが有名で、何と全長13.6m、重量5.2トンと日本最大級の大きさなのだそうだ。

画像5

 写真だと伝わりにくいかもしれないが、写真の左下に見える参拝者の方々の後頭部のサイズからこの大きさが伝わればと思う。ちなみにこの神楽殿の正面は特に人が集まっていて、大注連縄を写真に収めようとスマホを構えているのが印象的だった。

【御朱印】

 その後本殿を参拝し、御朱印を頂くために御朱印受付所を回った訳なのだが……ここで個人的にはショックを出来事があった。それは、御朱印受付の神職の方の態度があまりにも酷かったというものである。
 拝殿の裏手側の方は、お願いしますと御朱印帳を渡した時も無言、返す時も無言。ずっと不機嫌そうな顔をしていてこちらに目も向けないという、最後までぶっきらぼうとしか言えない態度を取っていた。
 神楽殿の方は、何人か居る神職の方がずっとお喋りをしていた。その会話の合間に適当に受け付ける感じで、中には受付に座っているのに堂々とスマホを弄っている方まで居たという……。

 確かに出雲大社は参拝者が多く、その日も多くの人が訪れていた。御朱印受付所にも少し列ができていたし、疲れや慣れもあるのかもしれない。
 しかし、仮にも参拝者と直接対面する神職の方が、そのような態度の悪さを普通に見せたりぞんざいな扱いをするというのには本気で驚いた。これまで沢山の神社を参拝してきたが、こんな風に御朱印を頂く際に酷いの思ったのは本当に初めてのことだったし、何だか悲しくなってしまった。
 頂いた御朱印や御朱印帳にまでケチが付いたように感じてしまい、その時の記憶が原因でせっかくの御朱印帳も未だ使えていない状況という……。
 そのため、心の整理が付くまでは御朱印の写真は敢えて載せないつもりなので、どうかお許し頂ければと思う。

 ちなみに少し調べてみたところ、他にも態度が横柄や真剣さに欠ける等、出雲大社の神職の方々には良くない噂があるようだった。細かいことを気にしない人なら良いかもしれないが、真剣な想いや真摯な気持ちで訪れた人は裏切られたような気持ちになるかもしれない。
 どうかそれが私の時だけで、他の時はそうでないことを祈ってやまない……。
 そんなこともありこれ以上境内に留まる気持ちになれなかったが、悩みに悩んだ末に引いたおみくじでは大吉を頂いた。その内容に心当たりがあり、それを読みながら何とか気持ちを落ち着かせることができた私は、お守りを頂いてから帰路に就くこととなった。

【境内の見所】

 暗い話を書いてしまったが、最後に境内の見所をいくつか挙げてみる。
 『神苑』は下の写真のようにとても開けた場所で、深い木々に囲まれておりとても景観が素敵だった。丁度参拝中に再び晴れ間が訪れるという奇跡が起きていたので、帰りは木漏れ日を満喫しながら歩くことができた。

画像6

 この神苑の中の(記憶が正しければ)拝殿寄りの方には、鳥居だけある不思議な場所があった。それが下の写真の場所で、そこは『杵那築(きなつき)の森』と呼ばれているとのこと。何でも神々が宮を築くのに使った道具を埋めた場所なのだそうだ。
 注意深く見ていないと素通りしてしまうかもしれないので、気になる方は神苑をじっくり確認して頂ければと思う。

画像7

 ちなみにこの写真の右下に可愛い兎の像があると思うが、出雲大社の境内にはこのようなウサギの像があちこちにあるのだそうだ。何でも去年の時点で約50羽居るとのことで、探してみるのも楽しいかと思う。
 私が見付けた中で特に好きなのは下の写真の像である。

画像8

 うーん、可愛いしかない……!!!
 出雲大社へ訪れる際はぜひ探してみて頂ければと!


 以上が出雲大社の参拝記録となる。
 素敵な神社だった!ということのみを書くことも考えたが、ありのままに伝えるべきという思いから嫌だったことも隠さず書かせて頂いた。もし参拝に行かれる際には、そういうことがあるかもしれないと念のためご留意頂いた方が良いかもしれない。

 ちなみに出雲大社を離れた私は、そのまま『稲佐の浜』へと向かった。またしても徒歩で。ええ、あの時と同じくめちゃめちゃ歩きましたとも。
 という訳で、次の参拝記録ではその時の話を書きたいと思う。


□関連note


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?