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勉強方法① 1日何時間勉強したらよいか

こんにちは、dr.kouです。何書こうかあまり決めていませんでしたが、大学受験の勉強方法について書いておこうと思います。医学部在籍中に家庭教師や塾の講師、チューターのバイトを結構しており、どのように勉強をすすめたら良いかを聞かれることが多かったため自分なりの答えを書いておきます。

尚、初めに断っておきますが当時の成績を証明するものや受験結果を証明する物は全て処分してしまっています。自身の経験を基に記載するため、各自の判断で参考にしてください。勉強方法の対象は医学部受験に限りません。難関大であれ私大であれ通用する、勉強の根幹に関し触れるつもりです。

今回は1日何時間勉強したらよいか、という問いに答えます。塾のバイトや家庭教師をしていると、必ず聞かれる質問の1つと言っても過言ではない問いです。そしてこれらの問いには大抵「人間として生きるうえで最低限の生活を保ちながら」(=ちゃんと寝て、ご飯も食べられる)という前提条件が含まれていました。

結論から言うと、「現役高校生は休みの日、浪人生は毎日14時間勉強せよ」ということになります。説明していきます。

・14時間という数字はどこから来たか 

1日は24時間で区切られています。そのうち何時間を勉強時間に充てられるかという面から考えてみます。睡眠時間を7時間、食事は朝昼夜40分ずつ、その他入浴と移動で1時間と考えると残された時間は14時間になります。この14時間を全て勉強時間に投入するという考え方です。このスケジュールは実際に私が浪人1年目で実践したスケジュールであり、食事と睡眠時間を確保することに重きを置いた場合に可能な最長の勉強時間でした。開始後3か月で偏差値は70に到達しました。但し、このスケジュール実際に経験してもらえばわかりますが相当にハードです。勉強時間の割り振り方等も工夫しながらこなしていました。個人的な見解ですが、自身のスケジュール的にもそして頭の体力的にも1日14時間が実現可能な最も長い勉強時間な気がします。

・移動時間が長いから14時間なんてできない

学校であれ予備校であれ移動時間で1時間以上かかるという方も何人もいました。「電車で(或いは保護者の送り迎えで)1時間はかかるから、その時点でまず14時間なんて無理です。」とこんな形で言ってくるわけです。大抵移動時間が長い人は公共交通機関か自家用車で来ています。移動時間を丸ごと単語を暗記する時間(暗記方法に関しては別途記載)に充てるなどのことができます。14時間とはあらゆる勉強時間を含めて14時間とするので、別に移動時間に単語を覚える勉強が入ろうがリスニングしようが良いわけです。後述しますが、まずはとにかくやること、継続することが大事なのです。やらない理由ではなく、どうにかしてやる理由をみつけることが大事です。

・継続すること、得られるもの

14時間という勉強時間は、経験したことがない人にとって非常に酷なものです。体は座りっぱなしでだるいし、頭は重くなる。翌朝には疲れが残っているような気もする・・・。私も最初はそんな感じでした。座りっぱなしではできないことに気づき、歩きながら勉強してみたり少しストレッチをしながら勉強をしたり、座りっぱなしだけではなく気を紛らわせながら机に向かっていました。そうして継続しているうちに、病院受診の為8時間ほどしか勉強できなかった日がありました。病院受診のため止む無くとは分かっていましたし8時間でも十分世間的には長いと思いますが、寝る前になって「やばい、今日8時間しか勉強していない」と焦りを覚えるようになりました。体は14時間勉強に慣れきってしまったんですね。14時間勉強の継続は更に次のような効果をもたらしてくれました。「やれる勉強は全部した、大丈夫」。試験や本番で自分を支える原動力になってくれました。自信は試験においてベストパフォーマンスを発揮するうえで最も重要なファクターです。自信のみならず、勉強に対する後悔を可能な限り小さくしてくれました。実は試験で一番怖いのは自滅です。その自滅の中でも特に起こりうるのが「あの時もっと勉強しておけば・・・」「なんでもっと勉強しなかったんだろう」と自分を責めることです。後悔の念は考えの妨げになり、パフォーマンスを低下させます。長時間後悔し続け、余計なケアレスミスをして自身にとどめを刺すわけです。14時間の勉強方法は、睡眠と食事を確保し、それ以外の一切の時間を勉強に充てたものでした。即ち人間生活を保ったうえで成しうる最も長い勉強時間を継続してきたわけですから、「あの時もっと勉強しときゃよかった・・・。」なんて考えは起こりようがないわけです。

・まとめ  

1日14時間勉強しましょう。移動時間を勉強時間としても良いですし、14時間全てを座って勉強しなくても良いです。どうしても眠たいなら勉強時間の中で10-15分眠って再開する等、各自工夫しながら勉強すればよいのです。勉強のための休憩もまた勉強となりうるのですから。勿論、すぐに勉強が再開できる環境にすべきですが。何よりも継続が大切ですし、継続できたかどうかは自分自身が一番わかっていると思います。

少しでも皆さんの参考になったら幸いです。

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