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百均で創作意欲が湧いてきた

何かを作り出すときはワクワクする。
これって世界共通なのかな?

そんなつもりはなかったのに、用事があって久々に百均に足を踏み入れたら、作りたくなってしまった。
仕事場の子どものバースデーカード(寄せ書き)用に、書き込めるタイプのシール的なものを探していた。各々書いてもらって、あとで台紙に貼りつけるという算段である。
去年のお祝いのときにはゆるかわ系のフレークシールをこの百均で入手してとてもよかったから、あわよくば今年も…と思っていたのだ。

だがしかし。
今年の売り場はディズニープリンセスしかフレークシールを置いていなかった。プリンセスじゃないんだよなあ、今求めているテイストは。
フレークシール市場が急速にシュリンクしたらしいので、諦めて第二の手段に打って出ることにしよう。
シールエリアを後にして、文房具エリアへ。

いい感じの付箋狙い。だったのだけど、ピンとくるものがなかった。残念。
折り紙の品揃えが豊富なようなので、ちびっこに紛れて真剣に吟味する。そう、折り紙を適当なサイズに切り取れば、華やかかつ簡単にカードを作れるのではないかというわけだ。

空の模様、和柄、おしゃれなトレーシングペーパー、ギラギラザラザラな存在感のあるもの……。
どれも魅力的だけど、やはりネックはそこにペンで書き込めるかという問題だ。ツルツル(あるいはザラザラ)しすぎて書けないのはまずいし、柄が主張しすぎて見えにくいのも困る。そう考えると、意外とない。どうしようか……。

そこで思いついたのだ。
ないならそう、作っちゃえばいい。

かわいいけれど主張の激しい柄の上に無地の色紙を重ねたら、あっというまにかわいいメッセージカードの完成である。これならわたしにもできるよね?

さっそく花柄折り紙を買って(折り紙なんて買うの20年ぶりぐらいな気がする…)、いそいそと家に帰る。台紙に折り紙を当てて、サイズ感や配置をああでもないこうでもないと考える。
この時間が楽しいんだよね。
何ができるかわからない。でもきっといいものができるぞ。そんな空虚な自信と期待が、わたしをワクワクさせてくれるんだ。

最初は丸とか角を取った四角とかを適当に切り抜くつもりだったけれど、せっかくならと文字をつくることにした。
13歳の誕生日だから、「You’re now a TEENAGER!」でいこう。Happy Birthdayだとベタすぎるので。ちなみにTEENAGER!の部分が9人分のメッセージカード(折り紙)になる。夢中になってチョキチョキペタペタしているうちに、夫が仕事から帰ってきた。
完成品をドヤ顔で見せびらかして、大満足。
カードを入れる封筒にも、百均で買った文字のシールで名前をあしらって、アラいい感じ。

大人になって忙しくなく生活をしていると、こんなふうに夢中になって工作をすることってもう全然ない。それこそ仕事場の子どもたちの誕生日ぐらいなものである。
受け取ってくれる人がいるからこそ、楽しいんだよな。余った折り紙はどうしようか…。
そういえば、1年前に衝動買いした(けどすっかり放置してしまっている)かぎ針編みをまたやってみたいな。ピアノもそろそろ練習したいな。

本を読んでインプットばかりの生活だから、もっとアウトプットもしていきたいな。
アウトプットをもっとしていけば、出不精なわたしも社会と繋がれるのかな。出不精もなかなかいいもんだけどね。

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