来週の読書リスト

① 『日本の歴史14 崩れゆく鎖国』

賀川隆行 著

② 『日本の歴史15 開国と倒幕』

田中彰 著

日本史学び直し月間、継続中。
江戸時代後半。だいぶ今に近づいてきた感じがある。こうやってハイペース(2か月)で日本という国の歴史を駆け抜けていくと、今まで見えなかったものが見えてくる。
それは、あたりまえにずっとあると思っていたものに始まりがあったという、それこそあたりまえな事実。
それは、人も社会も価値観も変わるという事実。それが実感を伴って、わたしの中に染み込んでいく。頭でわかっていることと、心が納得することは似ているようで全然違う。わたしは今、歴史を納得しているところなんだ。

③ 『源氏物語(中)』

角田光代 訳

図書館で予約をしているが、今週ずっと返却待ちをしている。まだ返ってきていないらしい。同士よ、わたしが上巻の内容を忘れる前に早いとこ読み終えてください。うずうず。

④ 『額田女王』

井上靖 著

源氏物語の中巻がなかなか手元に届かないので、それを待つ間読んでいたのがこちら。中大兄皇子と中臣鎌足による大化の改新を軸に、中大兄皇子と弟の大海人皇子が1人の女性(額田女王)を取り合うお話。額田は神の声を聞く人、「額でも頬でもなんでも差し上げましょう。でもわたしの心だけは誰にも上げられない」と固く決意している。源氏物語の女たちが揃って袖を濡らすばかりなのとは大違いだ。かっこいいぞ、額田。

⑤ 『錦繍』

宮本輝 著

後述する『人生を狂わす名著50』でみつけた一冊。

『死の棘』を読んで夫婦に絶望した方はぜひとも『錦繍』を読んで! 大丈夫、世界に愛はあるから! 離婚した元夫婦が久しぶりに再会し、手紙を送るようになる。そのふたりの往復書簡だけで構成された一冊。泣ける。
『人生を狂わす名著50』

源氏物語にはじまって最近恋愛ものばかりな感じだけど、離婚した元夫婦という距離感が新しい。手紙を送り合う元夫婦という設定にほのぼの温かい感じの関係性を勝手に見出して期待しているのだけど、真実はいかに?
往復書簡という形式もすてき。

こんなに読めるのかわからないけど、来週は以上の5冊!


以下は、毎日少しずつ読む予定の本。

・『人生を狂わす名著50』

三宅香帆 著 / 今日マチ子 絵

ここのところ「日本の歴史」シリーズに偏ってしまっているので、新しい風を入れたくて時々開いてみる。
読みたいと思った本には付箋をつけてある。
次は何読もう?

・『すばらしい人体』

山本健人 著

舌は味覚を伝達するだけの存在じゃない。ゴクンと嚥下する僅かの間に、舌はかなり複雑怪奇な動きをする。モグモグ咀嚼をする間、食べ物がちゃんと上下の歯に潰してもらえるように微調整をしてくれているのも舌。縁の下の力持ちは口の中にいたのだ。

・『生活の中の治療』

アルバートEトリーシュマン・ジェームズKウィテカー・ラリーKブレンドロー 著 / 西澤哲 訳

これはわたしのバイブルなので、今年に入って2周目。自分なりの理解を深めるために、1章ずつがっつりノートを取っているところだ。インプットとアウトプットをたくさんして、しっかり身につけたい。

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