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サッカー日本代表 10月シリーズ 招集外選手編

こんにちは、コチャTVです。
 先日、2022年に開催されるカタールW杯に向けた最終予選の10月シリーズに臨む日本代表が発表されました。
 なので、選出されたメンバー一人一人に関してまとめていきたいと思います。

 10月シリーズ
   10/8 vsサウジアラビア🇸🇦
   10/12 vsオーストラリア🇦🇺

メンバー一覧

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GK
 川島永嗣 (ストラスブール/フランス🇫🇷)
 権田修一 (清水エスパルス/日本🇯🇵)
  谷晃生   (湘南ベルマーレ/日本🇯🇵)
DF
 長友佑都 (FC東京/日本🇯🇵)
 酒井宏樹 (浦和レッズ/日本🇯🇵)
 植田直通 (ニーム・オリンピック/フランス🇫🇷)
 中山雄太 (PECズヴォレ/オランダ🇳🇱)
 橋岡大樹 (シントトロイデン/ベルギー🇧🇪)
 吉田麻也 (サンプドリア/イタリア🇮🇹)
  室屋成   (ハノーファー/ドイツ🇩🇪)
  板倉滉  (シャルケ/ドイツ🇩🇪)
 冨安健洋 (アーセナル/イングランド🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿)
MF
 原口元気 (ウニオンベルリン/ドイツ🇩🇪)
  遠藤航  (シュツットガルト/ドイツ🇩🇪)
 浅野拓磨 (ボーフム/ドイツ🇩🇪)
 守田英正 (サンタ・クララ/ポルトガル🇵🇹)
 三好康児 (アントワープ/ベルギー🇧🇪)
  田中碧  (デュッセルドルフ/ドイツ🇩🇪)
  柴崎岳   (レガネス/スペイン🇪🇸)
 伊東純也 (KRCヘンク/ベルギー🇧🇪)
 南野拓実 (リヴァプール/イングランド🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿)
 鎌田大地 (アイントラハト・フランクフルト/ドイツ🇩🇪)
  堂安律  (PSVアイントホーフェン/オランダ🇳🇱)
FW
 大迫勇也 (ヴィッセル神戸/日本🇯🇵)
 オナイウ (トゥールーズ/フランス🇫🇷)
                                 以上25名

取り上げる選手

 今回は、実力的には招集されるべきではありながら怪我などの理由で招集外となった選手を著者の独断で選ばせていただきました。

GK

 シュミット・ダニエル(シント=トロイデン/ベルギー🇧🇪)

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 日本代表出場7試合0ゴール

 シュミット・ダニエル選手です。
 今年のベルギーリーグでは、ここまで9試合に出場しておりチームの絶対的な守護神です。
 高身長を活かしたセーブや、高精度のキックが持ち味です。今夏の移籍市場ではステップアップ移籍の噂もありましたが、結果的に移籍せずシント=トロイデンに残留しました。
 今季のパフォーマンスが維持できればステップアップ移籍はもちろん、代表への選出も十分に可能性があるでしょう。川島選手が大ベテランですので、川島選手のいるポジションに割って入る可能性もありますね。

DF

 菅原由勢(AZ/オランダ🇳🇱)

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 日本代表出場1試合0ゴール

 2人目はAZに所属する菅原選手です。
 彼は、名古屋グランパスの下部組織時代から年代別の日本代表にも選出される有望株でした。プロへ昇格後、1年半でオランダの古豪であるAZへ期限付き移籍をしました。
 その後、AZでの活躍が認められ完全移籍に移行しました。
 菅原選手の難点としては調子に波があることです。調子が良くチームの主力になっている際もあれば、逆に調子を落としてなかなかチームに絡めないこともあります。
 しかし、今季はカンファレンスリーグで2試合出場、エールディビジでは6試合出場2アシストと結果を残しており、コンディションも良さそうです。
 酒井宏樹選手が怪我気味なので、コンディションの良い菅原選手を招集しても良かったのではないでしょうか

 山根視来(川崎フロンターレ/日本🇯🇵)

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 日本代表出場4試合1ゴール

 山根視来選手は攻撃的な右サイドバックです。ポジション的には菅原選手と重なってしまうので現実的に初秋できるのはどちらかでしょう。
 桐蔭横浜大学から湘南ベルマーレでプロ入り後、活躍を見せて川崎フロンターレへ移籍しました。川崎では加入前年まで絶対的なレギュラーであったエウシーニョ選手が清水エスパルスへと移籍してしまったのですが、山根選手は穴を埋めるどころかそれ以上のものをもたらしました
 今回の代表には川崎フロンターレから招集された選手は1人もいません。
 Jリーグでの優勝争い中ということもあり、仮に代表に招集するとプロトコルの関係でなかなか調整が難しいということもあるのではないでしょうか。
 今後は代表にも招集されるかもしれませんね。

 谷口彰悟選手(川崎フロンターレ/日本🇯🇵)

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 日本代表出場5試合0ゴール

 谷口彰悟選手は、先程の山根選手と同様に川崎フロンターレの選手です。そのため、今回招集外となったという可能性もありますね。また、怪我あけということもあるのではないでしょうか。
 183cmとセンターバックとしては決して大柄ではありませんが、空中戦に自信を持っている選手です。また、対人の守備やビルドアップ能力にも長けており、総合力に優れた日本屈指のセンターバックです。
 最近の川崎フロンターレは黄金期を迎えていますが、谷口彰悟選手の守備力がなければ、この黄金期は来なかったと思います。
 実力的には、招集しても申し分ない実力ですが、冨安選手や吉田選手、板倉選手がいる状況としては確かに難しいことも納得いきます。

 小川諒也(FC東京/日本🇯🇵)

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 日本代表出場5試合0ゴール

 小川選手は流通経済大学付属柏高校からFC東京でプロ入りしました。元々、キックの精度がいいわけではありませんが、猛特訓により、彼の左足から繰り出されるクロスやシュートは日本屈指のものとなりました。
 長友佑都選手の加入やバングーナガンデ佳史扶選手の台頭により、最近は右サイドバックでのプレーもしていますが本職は左サイドバックです。左利きの右サイドバックというのはなかなかいないので、レアですし、比較的左足に依存しているタイプの選手なので、左足を使うためにインナーラップを繰り返します。
 サイドバックでオーバーラップを繰り返すのは普通ですが、インナーラップを繰り返すサイドバックはなかなかいないので、貴重な選手です。
 ただ、一つの難点はポジショニングが甘いことです。182センチという身長はサイドバックとしては大柄で空中戦での勝率は良いのですが、ポジショニングの甘さ故ピンチを招くことがなくもないです。
 そこが改善されれば日本代表にも定着できるでしょう。
 (なお、現在は怪我で離脱中です

MF

 安部柊斗(FC東京/日本🇯🇵)

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 日本代表招集歴なし

 安部選手です。
 中盤の底での刈り取り屋としても機能しますし、インサイドハーフとしても活躍できる選手です。2020年の初めには東京オリンピックを目指す年代別の日本代表にも選出されていましたが、2021年の春先にチームメイトの波多野選手とのコロナ禍での飲食が発覚し、結局代表にも招集されなくなってしまいました。
 ここ最近の安部選手のパフォーマンスは素晴らしいです。明治大学の大先輩である長友佑都選手が加入したこともあるのか、モチベーションが高くここ1 ヶ月のプレーは日本代表レベルです。
 現在の日本代表には、同じようなタイプとして遠藤航選手や守田英正選手が招集されているのでなかなか招集は難しいことだと思いますが、コロナ禍の影響で今後何があるかわからないので、例えば、「国内組限定」の日本代表などでは、安部選手は必要不可欠ではないのでしょうか

 小泉佳穂選手(浦和レッズ/日本🇯🇵)

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 日本代表招集歴なし

 小泉選手は今シーズン開幕前にJ2のFC琉球から完全移籍で加入しました。
 昨シーズンまでJ2だった徳島ヴォルティスで指揮をとっていたリカルド・ロドリゲス監督が今季から浦和レッズで指揮を取っており、小泉選手との対戦経験があり、プレースタイルを知っていることもあり初年度からレギュラーとして活躍しています
 本職はオフェンシブミッドフィルダーですが、一列前や後ろでもプレーできる選手で、チームのセンターラインの核となりうる選手です。
 現在の日本代表にあまりいないタイプですし、ここ1年でおおきく成長した選手の1人だと思います。そのため、代表にも招集して欲しいですが、正直、森保一監督がこのタイプの選手を使いこなせるのかは未知数です。

 明本考浩(浦和レッズ/日本🇯🇵)

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 日本代表招集歴なし

 明本選手は今シーズン開幕前にJ2の栃木SCから完全移籍で加入しました。
 先程の、小泉選手と同様、浦和レッズの指揮官でもあるリカルド・ロドリゲス監督がプレーを知っている状態での加入となりました。
 本職は左サイドハーフでしたが、最近は左サイドバックやセンターフォワードでもプレーしており、超ポリバレントなユーティリティープレーヤーです。
 左サイドハーフ出身ということもあり、左サイドバックとしての持ち味は攻撃力、フォワードとしての持ち味は守備力となるレアな選手です。
 小泉選手同様、森保一監督が使いこなせるかは甚だ疑問です。

 前寛之(アビスパ福岡/日本🇯🇵)

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 日本代表招集歴なし

 正直、前選手は代表とはあまり縁のない選手です。
 もともと北海道コンサドーレ札幌の下部組織に所属していましたが、年代別の代表に呼ばれることもありませんでした。しかし、2019シーズンに水戸でブレイク。水戸で監督を務めていた長谷部監督とともに、福岡へ移籍してからの2シーズンのプレーは目を見張るものがあります
 正直、昨シーズンはJ2だからこのパフォーマンスなのかと思うこともありました。しかし、今季J1に昇格したアビスパ福岡の中でもその存在感は他の選手とは一線を介しており、攻撃においても守備においてもチームの鍵となっています。
 刈り取り屋にもなれ、自らボールも叩ける前選手は、柴崎選手に近いイメージではないでしょうか。柴崎選手は、来年30歳を迎えます。一方、前選手は現在26歳ということもあり若干の若返りにもなりますし、現時点でのコンディションなどを考慮すると代表に招集されてもなんら不思議ではありません。

 アペルカンプ真大カール(デュッセルドルフ/ドイツ🇩🇪)

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 日本代表招集歴なし

 三菱養和ユースからデュッセルドルフU17に移籍した経歴をもつ彼は、日本とドイツの二重国籍です。先日は、U21ドイツ代表で背番号10を背負っていました。
 まだ若いですが、デュッセルドルフではすでにレギュラーを獲得しており、現時点でリーグ戦8試合に出場しています。また、ボランチでは日本代表の田中碧選手とコンビを組むこともあります。
 本人は「日本にルーツのある選手としてはじめてドイツ代表に入りたい」と話しているという報道もありますが、仮に日本代表に入れば、田中選手と連携面もばっちりなボランチが誕生します。
 また、実力的に日本代表レベルかというと若干疑問の余地は残りますが、今後の日本サッカー界を考えるとぜひ日本代表として活躍してもらいたいものです。
 実際に、森保さんが日本代表いりを打診したという報道もあるので、JFAには誠意を持って引き続きアピールしてもらいたいと思います。

 久保建英(マジョルカ/スペイン🇪🇸)

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 日本代表出場13試合0ゴール

 久保建英選手は、レアル・マドリードに所属しているスター選手で、サッカー好きの日本人であれば誰もが知っている選手です。
 もともと、川崎フロンターレの下部組織に所属しており、その後FCバルセロナのカンテラに加入しましたが、EU圏外選手の未成年移籍の規定に違反しており、その後帰国しFC東京のU15に加入しました。その後、レアル・マドリードに移籍しましたが、移籍金は2億6000万円と言われています。
 今季はマジョルカで主力として活躍していましたが、先日のレアル・マドリード戦で怪我をしてしまい、離脱してしまいました。その結果、今回の代表から招集外となってしまいました。
 まだ若いので、しっかりと直して復帰して欲しいです。

 古橋亨梧(セルティック/スコットランド🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿)

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 日本代表出場8試合3ゴール

 古橋選手は、今夏の移籍市場でヴィッセル神戸からスコットランドの強豪であるセルティックに移籍しました。ヴィッセル神戸では、中盤にイニエスタというスーパーアシスターがいたこともありましたが、セルティックではそのような選手がいないながらもすぐに結果を残しました。
 監督は元横浜Fマリノスの監督のポステコグルー監督で、古橋選手のプレーを知っていることも結果をすぐに残した要因でしょう。
 9月シリーズにも日本代表に順当に選出され、攻撃にアクセントを加えていましたが、中国戦で怪我をして、負傷交代してしまいました。先日のUELで復帰をしましたが、本調子とはまだ言えない状況です。
 しかし、11月以降の代表活動には順当に選出され、貴重な攻撃のピースとなるでしょう。
 (先日、追加招集が発表されました。)

 橋本拳人(FKロストフ/ロシア🇷🇺)

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 日本代表13試合1ゴール

 橋本選手は、中盤の底での刈り取り屋でありながら、攻撃のタクトをふることもできる選手です。
 もともと、FC東京の下部組織に所属しており、その後トップチームに昇格しますが、なかなか活躍することができませんでした。その後、ロアッソ熊本に期限付き移籍し、試合への出場経験を詰みました。
 その後、復帰したFC東京では試合出場を徐々に重ね、2018年ごろには欠かせない戦力になりました。副キャプテンも任され、チームの中心でありましたが、2019年ごろから日本代表への選出もされ、海外から注目も浴びるようになりました。
 2020年の夏にロシアのFKロストフに移籍をし、ボランチとは思えない攻撃力を発揮し、半年で6ゴールをあげました。その後、怪我もありましたが、復帰した際にはチームに欠かせない戦力になっていました。
 今シーズンも、ここまででロシアリーグで7試合出場をしていて、コンディションもいいので正直「なんで呼ばれないんだろう。」という感想でした。
 今後、この活躍を見せれば確実に代表に招集されるでしょうから、その際には期待したいです。

FW

 前田大然(横浜・F・マリノス/日本🇯🇵)

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 日本代表出場6試合1ゴール

 前田選手は、爆発的なそして圧倒的なスピードを誇る選手です。前線からのプレスにも行けますし、個人技での突破もできます。
 松本山雅で活躍した後、ポルトガルのマリティモに移籍をしました。ポルトガルリーグでは、体の大きなDFとも対峙をし、肉体的にも大きく成長しました。
 その後、Jリーグの横浜Fマリノスに移籍しましたが、要所要所で見せるプレーはJリーグレベルを超越しています。
 彼のようなスピードを持った選手は今回の代表では招集されていませんので、攻撃のパターンにアクセントを加えるという意味でも招集されるべき選手ではないかと思います。(浅野選手はスピードはありますが、前田選手とは活かし方が違うので)
 また、彼のような速い選手が途中から出てくると、相手チームは嫌なものなので、スタメン候補ではないかもしれませんが、今後の代表戦では浅野拓磨選手とダブルスーパーサブを形成しても良いのではないかと思います。

まとめ

 今回は日本代表の10月シリーズに関して書きました。
 このシリーズは5回に分けて行う予定です。
  第1回 GK
  第2回 DF
  第3回 MF・FW1
  第4回 MF・FW2
  第5回 選出外メンバー

最後に

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