こわい夢を見た。

こわい夢を見た。

舞台は古代ファンタジー架空王朝という、なんともご都合設定かラノベの読み過ぎ乙w的な中国あたりで、オイラは下級官吏としてせこせこ働いとった。

ある日。
後宮刷新ということで、オイラが後宮にその旨を告げに行かされる。あー、ここの後宮、何人居てんのやろ。阿房宮やったら大変やで。つか、刷新いうても仕事できる/わかるひとは残しとかな回らんようなるでなぁ…

「よかったなぁコトちゃん、えぇ仕事当たって。これで次の後宮大監決まったもんやろ。大出世やん」
「待てーい!! 大監言うたら宦官やんけ!!」

その前にオイラ、ちωこ生えとんかいの?
後で見とかな…

「あのー、後宮のみなさんは…」
「遊びに行っておらんでー。車寄せで待っちょりな」

こんなホイホイ出かけてえぇもんなんか?

えと、ここの後宮の仕組みは… 皇后ふたり?
ひとりで2人? 甲斐性ないと回せんで。おつぴこ…

と、そこに。
真っ赤っかのラッピングバス(なんでw)が帰ってきて、

「うわ、皇后、香里奈と黒木メイサや!」

なんかはりぼてみたいな装甲、いや、聖闘士星矢みたいな聖衣(せいんとせいやは一発変換できるけどくろすは無理なあいぽん)着とる。オイラあほやけどこれだけはわかる。金、めさめさかかりそう!

「申し上げまーす! 後宮刷新されることになりましてー!!」

かはー! 誰も聞いちゃいねぇwww
バスから降りただけやのに、めっっっちゃお祭り騒ぎやのんから。

くっそ、俺、次の後宮大監やぞ?(要ちωこ確認)
後宮刷新されたらおまいら無職なんやから、ちっとはコトちゃんの言うこと聞いてもえぇ思わん?

あんまりにも誰からも相手にされなさすぎるオイラ、右手挙手の姿勢でお声掛かりを待つことにしたが、まぁ周りの眼の冷たいことよ。誰も下級官吏を意に介さない。

「にょーし、最初に声かけしてきたひとを相当の役職に就けたる」

すると、
ひとりおんなのひとが声をかけてきた。

「どうかなされましたか?」
「お声かけありがとうこまざいますあなたの名前を教えてください」

「おかん! 起きろ!」

ぶんに起こされ、ここで目が覚めた。

「いやーぶんちゃん、こわい夢見たわ。後宮刷新の仕事が当たってちωことさよならするとこやったわ」
「薬屋(薬屋のひとりごと)の読み過ぎやろwww」
「W皇后とは畏れ入る。ほんだけど、香里奈と黒木メイサが刷新されてから来る新しい皇后って、誰なんやろ?」
「壇蜜じゃね?」

ふほうっ! 香里奈と黒木メイサふたりがかりでなかったらいかなんだ皇后職、壇蜜ひとりで回すんかいなwww …いや、いけるんちゃうか?(国が傾くという意味で)

斯くして、
ぶんに起こされ目が覚めたオイラちゃんは『あわやちωことおさらばの危機』まで夢を見続けることは避けられたわけですが、

壇蜜が皇后におる後宮…
皇帝、49日くらいでぽっくり逝くんちゃうか?

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