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ホーチミンに向けて#番外編【オーストラリア・ワーホリ】

今回はホーチミンに向けての番外編、オーストラリアのワーホリについてです。

ワーホリのことをホーチミンに向けてシリーズに入れるか少し悩みましたが、このホーチミンの帯同の話が出たとき「行く!」とすぐ返事ができたのは、このワーホリの経験があったからというのも大きいので、シリーズにまとめてしまいます。

夢見ていた海外生活

わたしは長らく海外生活に憧れていました。
英語が好きだというのが理由の一つです。

本当は英語圏への長期留学に憧れていたのですが、長期留学はお金がかかる。
もし長期で行きたいなら自分で行ってね、という親との約束で、英語圏長期滞在へ向けてお金を貯めていました。

社会人になってからも、本当は留学に憧れていました。
でも、この頃から英語学習に迷走し出して、なんのために英語学習をしているかわからないから学生ビザで滞在する方法(学校選びやコース選択など)を決められなかった・英語圏に長期滞在することが一番優先順位が高かった、という二つの理由から、年齢的にワーキングホリデー・ビザで滞在することを選択しました。

それでも、新卒で入った会社を辞めるのかというのはずっとずっと悩みました。
でもやっぱり年齢制限もあるし、今ワーホリに行かないと後悔すると思って退職をしてワーホリに行くことを決めました。

大好きな英語を英語環境で使いたい、英語で生活したい、その思いがやっと実現するー!とワクワクした気持ちでいっぱいでした。

時は2020年

2020年の年明けすぐ、オーストラリア・シドニーへ出発しました。
そうです、2020年です。

行ってから12週間後、わたしは新型ウィルスによるパンデミックにより緊急帰国しました。

領事館からワーホリビザの人はすぐに帰るよう、何度も連絡が来ました。
各航空会社もどんどん便を減らしていました。
毎日のようにオーストラリアの状況が変わりました。

せっかくオーストラリアに来たのに・残りたい、でも、あの雰囲気の中海外に残るということを選択するのは、わたしは難しかったです。

このことは本当に本当に残念でした。
こういう事態になることは、まったくもって想定していませんでした。

やっぱり退職したことは間違いだったのか。ワーホリなんてしなきゃよかったんだ。
そういうふうに思って前を向けない日々も多かったです。

けれども、このたったの12週間で終わってしまったワーホリでも学んだことはたくさんありました。

制限があること

日本人がなんらかのビザで海外に滞在することの制限をひしひしと感じました。

もちろん、オーストラリアでのワーホリの制限は理解しているつもりでした。
滞在期間は1年。政府認可のファームジョブをしたら2年目のビザがもらえること。他にも同一事業主の元で半年間しか働けないこと、一つの学校には最長で4ヶ月しか通えないこと(コースを変えれば大丈夫なのかも?)などなど。

でも、今回のようにその国に滞在できなくなるということは想定していませんでした。
そして、ロックダウンになったとき、わたしはなんらかのビザでこの国に滞在している一時的な滞在者なんだな、ということをひしひしと痛感しました。

これまでは、日本人がゆえ多くの国にはビザなしで観光に行けるし、海外へ行くことは簡単だという感覚でいました。
でも、行くこと自体は簡単だったとしても、外国人としてその国に暮らすということは全然簡単じゃない。こういうリスクもある。
知らなかった現実をこのロックダウンで知ることができました。

そしてこの経験が、今回の帯同において一つのイメージ材料になりました。

家族帯同ビザだと基本的には働くことはできない。
見知らぬ土地で見知らぬ人たちと、そしてたくさんの余った時間。この状況をストレスだと思えばストレスになる。

でも、制限があると同時に、その状況を楽しむことも学びました。

今を楽しむこと

わたしは海外生活に憧れを持ちすぎて、そのために貯金をして、そのために英語の勉強をして、そのためだけに生きすぎていたように思います。

なんだか今を存分に楽しめずに過ごしてしまったように思います。

オーストラリアに着いてからも、ワーホリビザで過ごした1年後、また日本社会に戻ってからもこの1年のブランクが無駄にならないように、何かこれを身につけたというスキルを得られるように。

常に常に次の計画を立てて過ごして来て。
でもその次がなくなったとき、なんだかポツンと寂しい気持ちになりました。

何が寂しいのかそのときはわからなかったけれど、今の楽しみ方がわからない、ということが寂しいんだなぁとわかったとき、すごく寂しいというか、虚しい気持ちになりました。

もしかしたらこのことは、ワーホリが続いていたらその途中で気づいたかもしれません。
わたしは帰国後の日本で気づいて(日本で気づいたことも悔しかったけれど)これからは、毎日、その時その時を楽しもう、そういうふうに思いました。

だから、このベトナム・ホーチミンで、今回家族帯同ビザで滞在していて、たくさんの制限があると思うし、旦那さんは仕事が忙しくて家にいないことも多いだろうし、でもこの生活をわたしなりに精一杯楽しもう!そういうふうに思います。

そう思えたのも、ワーホリの一件があったからです。

SNSと上手に付き合う

とっても便利なSNS。

シドニーに行ったときは、知り合い・友だち0でした。
それなので最初、友だち作りのために語学学校に行ったのですが、そこで知り合った子たちとInstagramで繋がったのが良いのか悪いのか😂

学校終わりや土日が充実しているみんなのInstagramを見て、友だちってどうやって作るんだっけ?とよく落ち込んだものです。
特にわたしが入ったコースが帰国間際の子たちが入るようなコースだったので、よっぽどです。

今回もついついInstagramで情報収集と思って、先輩駐妻の方を拝見しました。でも、なんだかふとしたときに「この奥さま、ホーチミンをエンジョイしているなぁ」と必要以上に自分と比べて落ち込む姿が想像できました。

Instagramを見て落ち込んでも何も意味はないのにね〜。
もちろん、SNS関係なくそもそも人と比べることをしないようにしたいのですが💦

他にもいろーんな情報が得られる世の中ですが、これはもう帯同に限らず、自分の中に取り込みすぎず、上手に付き合いたいものです。

長々と書いてしまいましたが…

ワーホリで学んだことをつらつら書きましたが、楽しかったことも嬉しかったこともたっくさんあります。
また別記事で、シドニーでの楽しかった経験をまとめられたらなと思います。

そしてそれと同時に、今回のホーチミンでの生活もたくさん楽しみたいと思います。


読んでくださった方いらっしゃいましたら、ありがとうございます😊


明日からロックダウンという日、シドニーを散歩しました
ロックダウン期間中、カフェでテイクアウトをしました



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