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うるる

午前6時、定位置で震えるスマホ。
ほふ・・・自然にこぼれる小息。
週末の朝、いつもと違って
ちょっぴり、何かがこゝろに
沁み入る感じがした。

目覚めのお白湯は苦手だから
ホットティを。
BGMはI'm Yours。
ここにいる、とゆうことを
助長するような
たったひとりの時間は
わたしを癒し、そして強くする。

まずは子どもの部屋から始める。
ベッドに差し込むやさしい日差し。
柔らかい肌布団をパンッとはたき
ベッドメイキング。
今、どうしていのるかを問わず
穏やかでいるのかを尋ねず
それもあれも要らないから
そんなこともあんなこともしない。
ただこれだけを淡々と、だ。

音楽を止める。
静けさの中、裸ん坊になる。
母の教えを忠実に育ったけれど
「人にすべてを見せてはだめですよ」
それを、ちょっとだけ脇に置いて。
単にわずかに自分に甘く、少し自由に
カチコチのこゝろを緩うくする。
ありのままはやっぱり恥ずかしい。
けれど、よしっと思うところまで
さらけだせばその先にはきっと
気持ちいい、があるのだろうな・・・
と思う。

何ヶ月ぶりかの朝シャンってゆうの。
乾いたからだを可愛がる。
オイルも香りもたっぷりまとわせて
気持ちいい、を味わう。
好きなことをする、ん・・・ちょっと違う。
したくないことをしない、これだ。

今度ねとかそのうちにねとか
いつかねとかを全部詰め込んだ。
気持ちいいことができて
格段と気持ちよくなった日。
それからお昼になって夜がきて
こゝろもからだも潤ったら
きちんとふたをする。
また、いつか開ける日のために。

あとは
ありがとう、と言って
とりあえず笑っておく。





あの子にもこの子にもその子にも
あなたにも。
みんなにありがとう、と言って
笑っておく。

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