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花水木の長く続く道を歩きながら
春の暮れの日差しが新緑をますます健やかに
木々を喜びに湧かせ輝きを放ち始めました。
日に透けるような頼りない若葉も
次第に緑を深め力強い姿でそこにあります。
見頃を迎えた花水木。
花名は根から水を吸い上げる力が強く
枝には滴るほどの水を含んでいることから
名付けられたとゆう、水の木。
水を飲む人のように、そして人と関わるように。
赤や白く花のように見えるのは色づいた苞葉。
花は苞葉に守られて中心に小さく可憐に咲いています。
花水木は葉脈を愛おしみ苞葉を楽しめる樹木です。
原産国はアメリカ。
さくらをプレゼントしたお礼に贈られた樹木で
日本とアメリカとの架け橋を担いました。
日本の風景の中にあっても、コンクリート壁を
背景にしてもしっくり映える理由がわかる気がします。
![](https://assets.st-note.com/img/1714051690894-PUnMSoYvyn.jpg?width=1200)
梅に始まり
さくらが咲いて
春は来る
もの言わぬものの
日々の慕わしさ
季節の中にただ
身をさらすように
ことしの春も
花に始まり
甘く豊かに
記憶に残し
初々しくふくらむ
若葉で終う
さくらに続き
花水木が咲いて
春が行く
*****
ゴールデンウィークに入りました。
どなたさまもお気に召すままの
お休みとなりますように。
お休みがとれない方も
笑い声を残して
こゝろ足りますように。
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