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花   ひととせ 


おんなもおとこも

なんとなくこゝろまり

働き者の手や足は

束の間やさしい手と足に

戻ろうとしている


したいことを済ませ

窓の外にいつかの花を見やり

大つごもりの明かりを

最後に消す静けさを読む

指折りの数え日、終えしとき



今年最後の記事に選んだ花は
十月末に出会った十月桜。
春桜のように花々しさはなくも
奥まるさまにとても惹かれました。


*****


日々、浮かんでは
しるしてきたことば。
出てくるのはことばではなく
なみだの時もあるけれど
こゝろのいちぶを
ここに置くことができたこと
しあわせに思います。

2023年の投稿は
今日を最後といたします。
拙記事でありながらも
この部屋を訪れて下さった方々に
また一唱三嘆に足るすばらしい記事を
たくさん読ませていただき
ありがとうございました。
あらん限りの感謝を、こゝろを込めて。


年末年始、賑やかに過ごされる方も
静かに過ごされる方もいずれでない方も
どうぞ佳き新年をお迎えになり
来たる年、元気にお会いできますように。

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