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「やっぱり人間向いてないわ」家族が苦手とかいいながら。

結婚したい。でも、もうキラキラを求める年でもなくなったのである。とするとなぜ結婚したいのだろうかということを書いていきたいと思う。


本当に失礼な話なのだが、人とうまくいかない時「あーこの人独身だからか」と思ってしまうことがある。自分も独身にも関わらず、またその人の価値観は置いておいてそう思ってしまうことがある。婚姻の有無にかかわらずステキな人はいるのに、私はそういうおかしな見方をしているのである。最低である。
改めてこうやって言葉にすると、私の偏った部分が出てくるなと思いながらも、どうしてこう偏ってしまったのか考えてみた。


まず、結婚しなさいと言われていたわけではない。周りの人が私のような考えだったかといえばそうではない。こんなにあからさまに言われたことはない。じゃあ、ニュアンスとして言っていたかといえばそうでもない。
でも、なぜだか幼い頃から「大人になったら結婚するもの」と思っていた。そう思っていたのは、多分周りが結婚していたからだと思う。幼い頃は、自分が見ている世界が世界の全てだと思っていた。

だけれど、大人になると私が思っていた普通というのが難しいことを知り、そして、私の当たり前は当たり前ではないことを知った。そして、普通の幅の広さがあるとはわかったし、さらには大人になったからと言って結婚できないことを知った。時間が結婚というのをさせてくれるわけではなかったが、大人にはさせてくれた。中身が大人になれたかはよくわからない。
やや、逸れてしまったが、最近は選択肢の多い世の中になったからか、結婚しなくても幸せになれることを知った。そして、結婚しても幸せになれないことを知った。
だから、ゼクシィの

結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです。
ゼクシィ 2017年 CMでのキャッチコピー

というキャッチコピーは共感する。
独身でもいいのだけれど、私は結婚したいと思っている。となると、私はなぜ独身が嫌かということを考えれば、自ずと私が結婚したい理由になるのだろうか。
といったところで、独身が嫌な理由を考えた。


子どもが欲しいから。
子どもができた時結婚していた方が子育てしやすいとも考えた。けれど、そうでもない気がする。結婚の正当化なのだろうか。事実婚というのもある中で、結婚したいというのはやはり大多数の中にいたいという表れなのではないかという考えに達する。
そして、時々自分の遺伝子を持った子どもを想像すると気持ち悪くなることがある。最近はほとんど減ったけれど、この感覚っておかしい気がしている。だって生物学上は子孫を残すことをしているのに私はそれに抗おうとしているわけだ。高校の時だがの国語の授業で卵を産んだらすぐ死ぬ虫がいると聞いたことがある。子孫を残すためだけにその虫は生まれているわけだ。とはいえ、私が残さなくても子孫を残してくれる人はいるわけで、そんな私ごときが生物学的なことを考えなくてもいい気もすると、私のこの感覚は悪くないのではと思いたい。
そうすると子どもがほしいというのは、私の勝手な結婚するための口実なようにも思う。

そうすると次は、独身でいることの不安だろうか。
今までの人生これまでいろんなことを獲得してきたが、私の持てる手札は限られているし、その手札の能力も上限があると感じている。だから、誰かと一緒になり、助け合って生きていきたいということなのである。
しかしながら、相手も自分も今の手札がいつ無くなるかはわからない。なので、助けられるかはわからない。それでも、きっとこんだけの間婚姻関係という制度が続いているのであれば、きっと生きやすいのでないかと思っている。そして、本当は少し誰かに頼りたいんだと思う。普段は頼るのが苦手だけれど、唯一頼りやすいと思えるのが恋人だったからかな。それが夫婦になったらわからないけれど、ただ寄りかかるだけではなくて、自立している2人が一緒になれたらいいなと思う。
時々1人でいる自由と気楽さを感じながらも、不安を覚える。特に災害や自分の体調不良の際は本当不安になる。心細さがオフィシャルになりたい!誰かに選ばれたい!という気持ちを呼び起こさせるわけだ。


友人と話していると、「結婚してパートになりたい」ということをしばしば耳にすることがあるが、私にそのような希望はない。友人の希望と私の希望が違うという、結婚と一口にとってもいろいろ見ている視点や希望は違うのだなと思う。仕事は好きだし、性格的に専業主婦というのは向いていないと思う。あと正直養ってもらえるだけの私ができることとはなんだろうか。自信がない。


この間すっかり忘れていたのだけれど、本来は結婚するはずの日だった。元カレはプロポーズするつもりだったって話してくれたけれど、私は入籍日だと思っていた。そうかこうやってすれ違っていったんだなと思いながら、私は彼と歩む未来は全く想像できないでいた。
口下手の彼と察してしまう私。でも、私は意地悪をした。本当はその電話がどういう意味かわかっていたのに、たわいもない話しかしなかった。
時々、不自然な交渉をされたけれど、全て断った。
私のことアプリで探すって穏やかに話していたけれど、私の心は荒れた。アプリ何種類もあって男性は有料なことも多いから、少し安心したけれど、不安は拭いきれない。私の過去はもう変えられないのだけれど、何事もリスクはつきものである。決してアプリが悪いのではない。そして、わたしはいつもこういう人を引き寄せてしまう。私の立ち振る舞い方、見直さねば永遠に繰り返してしまう。そんなこと考えながら、終わる三連休。


もうあなたのこと好きじゃないよ。他の人と結婚したいんだ。

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