【MKニュース10月号】『十人十色。』
【MKニュース 2023年10月号より抜粋】
目の前にいる10人のこと見えていますか?
見ようとしてますか?
寺地はるなさんの『川のほとりに立つ者は』を読んだ。
読み進めるうちに頭の中がぐわんぐわんになって、主人公の心と自分の心が重なり合う。
人は一人ひとり、みんなおんな同じじじゃない。
むしろ違って当たり前。
言われてみればその通り。
頭ではわかっているつもり。
でも、見ていない、見えていない、見ようとしていない…
何もわかっていない、わかろうともしていない。
そんな自分がいて、知らなかった相手の姿が見えた時、誤解、思い込み、偏見、自分本位のくもった眼鏡の向こう側の世界が歪み崩れる。
えっ!この人こんな人だった?
こんないいとこ、こんなやばいとこ…見えてなかったなぁ~。
過去は戻らないけど、今からでも遅くない。
まだまだ未熟な自分。
気づけて良かった。
目の前の人をちゃんと見よう。
そのために心のトビラを開こう。
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